当サイトでも断続的にお伝えしているように、人気ユーチューバーワタナベマホトが同居していた女性に暴行を振るい、逮捕されていたことが20日にわかった。

シバターヒカルなど、同業者からも批判の声があがるなか、登録者数100万人を超える人気ユーチューバー・PDRが、ワタナベについて語った。

 

■「擁護のしようがない」

22日、「マホトについて」という動画をアップしたPDR。ワタナベとは昔、トラブルがあったものの、それを乗り越えて以降は友人関係にあり、事件発覚直前にもプロレスの話などをしていたという。

そして、同居女性を殴り、顔面を踏みつけたというワタナベの暴行内容に話が移ると、「擁護のしようがないですね」「マホトが100%悪いです」とコメント。

 

■暴行の内容に「人間が人間にすることじゃねー」

そして、「踏みつける」という言葉を聞いて、最初に映画『アメリカン・ヒストリーX』を思い出したことを明かす。これは白人至上主義に傾倒する兄弟を描いた作品だが、その中で出てくる、兄が黒人男性の顔を踏みつけるシーンを思い出したというのだ。

なぜ、ワタナベの謝罪を観てそう思ったのか。PDRによると、人の顔を踏みつけるという行為はそれだけ、「普通じゃないから」「人間が人間にすることじゃねーから」なのだと言う。たしかに、普通に生きていれば映画やマンガなどでしか見ない行為だろう。

■「その通り」と称賛の声

涙ぐみながら、友人としてワタナベを厳しく非難したPDR。1ミリも媚びず、擁護もしないその姿勢に、視聴者からは称賛の声が集まることに。

「いつものPDRさんじゃないな。本気で怒ってるというか。友達だったもんなぁそりゃ怒るわ」

 

「この人すごいね。友達でもちゃんと悪いって言えるの。リスペクトする」

 

「いいことは良い、悪いことは悪いって言えるのがファン。何でもかんでも肯定するのが信者。何でもかんでも否定するのがアンチ」

 

「怒ってるね。これが仲間として当たり前の反応」

 

■ワタナベ擁護するファンを批判

また、PDRは動画内で、ワタナベ謝罪動画に一部のファンが「マホトかわいそう」「帰ってくるのを待ってる」などとコメントしていることにも言及。

理解できないですね」とぶった切ったうえで、「殴られて踏みつけられた被害者の方のことなんとも思わないの?」と語ると、畳み掛けるように「暴行されたのがあなたの友達、妹、お姉ちゃん、従姉妹、自分自身だったら『帰ってくるの待ってる』って言える?」と発言。盲目的すぎるあまり、被害者女性を軽んじる発言を行なう一部のファンを厳しく糾弾した。

これについてはすでにシバター指摘しており、動画内で「DV癖がある男が好きな女もいるし」「マホトくんだったら、自分彼女にしてもらえるんだったら、浮気したっていいじゃん」などと考える人もいるなどと語っていた。

 

■約1割が恋人から暴力

しらべぇ編集部は以前、全国20〜60代の男女1,313名を対象に「DV」について調査を実施した。その結果、全体の11.0%が「暴力を振るう異性と交際したことがある」と回答した。

恋人DV

10人に1人の割合がDVの被害者になったことがあると考えると、見過ごせない数値だ。

親しい友人も愕然とさせた、今回のワタナベの暴行事件。「彼女の顔を踏みつけたユーチューバー」の印象がついてしまった現状だが、活動再開する日は来るのだろうか。

《参照:PDR YouTubeチャンネル》

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(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の交際したことのある男女1313名 (有効回答数)

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