■カメラや赤外線レーザーで監視してアラート表示&警告
・カンタン設置で注意喚起
これまで紹介してきたのは、クルマのアクセル信号を制御して加速を抑える装置。しかし、そこまでは必要ないけれど、安全運転をサポートしてくれるアイテムが欲しいという人に向けた製品もあります。
今回紹介する製品は、赤外線レーザーやカメラで前方を監視、前走車に接近しすぎると、表示や警告音で知らせてくれるものです。いずれも、接近のほか、前走車が発進しているのに自車が動いていない場合などにも知らせてくれます。
●衝突警報装置 HSK-CM3/日立オートパーツ&サービス
・適合車種
12V車、24V車
・価格
オープン価格
日立オートパーツ&サービスの衝突警報装置 HSK-CM3は、カメラによる前方監視を行います。前方衝突警告については、20〜80km/hの設定速度以上で走行している際に、同一車線を走行中の前方の1台が接近した場合に知らせてくれます。
日中はもちろん、夜間も対応。ただし豪雨や霧などの天候では機能しない場合があるようです。
また前走車の発進検知と、車線逸脱検知も行ってくれます。カメラと表示モニターが別体となっているほか、車線逸脱の判定のためウインカー信号を拾うハーネスがセットの中に含まれています。
●衝突警報システム Maemite FCW-L1/ユピテル
・適合車種
DC12V(マイナスアース車専用)
接続可能なレーダー探知機、カーナビゲーションシステムについてはサイトに一覧あり
・価格
1万7280円(直販サイト)
ユピテルのMaemite(マエミテ)は、赤外線レーザーによる前方監視。
測定可能距離 1.5m〜最大30mの赤外線レーザーを前方に照射し、前走車からの反射により車間距離を測定、衝突警告と前走車の発進警告を行ってくれます。Maemiteは、赤外線レーザー照射ユニットのみのシンプルな設計で、警告方法は警告音のみとなっています。
また、同社のレーダー探知機やポータブルカーナビと接続することによって、その画面上に警告表示を連動させることが可能となります。さらにOBDIIアダプターを用いて、クルマにMaemiteを接続すると、走行中に前走車と近づくと警告してくれるオプションが利用できるようになります。
●サイバーナビ 安全運転支援 誤発進警告/パイオニア
・適合車種
マルチドライブアシストユニット同梱ないし対応のサイバーナビ
・価格
オープン価格
パイオニアのサイバーナビは、付属もしくはオプションとなるマルチドライブアシストユニットのフロントカメラによって、前方を監視します。走行時には前方車両接近警告や車線逸脱警告などを行うほか、停車時には前走車が動かないうちに自車が発信すると警告を発する誤発進警告などを行い、不注意な発進による追突事故のリスクを抑制します。
■衝突警告機能付きドライブレコーダー
・多機能なドラレコが便利!
最新のドライブレコーダー(ドラレコ)の中には、その機能の中に安全運転支援の機能を盛り込んだものが登場しています。今回はその中から衝突警告機能を持っている機種を、いくつかピックアップして紹介しています。
基本的に前走車等と接近した際に、警告音を発報し、画面がある場合は警告を表示するといったものです。
●hp F910G/阿部商会
・適合車種
12V車、24V車
・価格
1万9800円+税
hpの最新ドラレコであるF910Gは、ドライブアシスト機能として衝突防止アラートのほか、車線逸脱アラート、前方車両発進アラート、ヘッドライトアラート、速度アラート、オービスアラートなどを備えています。また同時期にリリースされた前後フルハイビジョンのカメラを擁するF870Gも、衝突防止アラートなどのいくつかの機能を持っているので、好みに応じて選択が可能です。
●DRV-MR740/ケンウッド
・適合車種
ドライブレコーダーが搭載できる12V車
・価格
オープン価格
ケンウッドのドラレコは、運転支援機能として、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告などの機能をもっている機種があります。
DRV-MR740、DRV-630、DRV-410などをラインアップしています。なかでも前後撮影対応2カメラドライブレコーダーであるDRV-MR740は、フロントカメラの表示画面に2つのカメラの映像を切り替える「画面切替」機能搭載も搭載しており、使い勝手に優れています。
●CSD-690FHR/セルスター
・適合車種
ドライブレコーダーが搭載できる12V車
・価格
オープン価格
セルスターのCSD-690FHRは1ボディに前後2カメラを配したモデル。安全運転支援機能としては、車間距離保持警告のほか、前車発車警告、車線逸脱警告を持っています。また同社のレーダー探知機とケーブル1本で相互通信が可能で、相互通信対応レーダー探知機に接続すると、レーダーの画面にカメラ映像や設定画面の表示ができ、レーダーのリモコンで操作が可能になります。またレーダーからドライブレコーダーに情報(GPS、OBDII)と電源の供給も行われます。
●GoSafe S70GS1/パパゴ
・適合車種
ドライブレコーダーが搭載できる12V車
・価格
オープン価格
パパゴのGoSafe S70GS1は、前カメラにSONY STARVIS、後カメラにSONY Exmorというイメージセンサーを採用し、前後フルHDでの録画性能を誇ります。安全安心機能として、車線逸脱警告(LDW) / 前方衝突警告(FCWS)のほか、出発遅延警告、速度制限標識警告機能、ライト点灯忘れ警告、ドライバー疲労警告、速度超過警告などの機能をもっています。
また、現在ラインアップされている9機種のうち、S70GS1のほか、S36GS1、S36G、34G、30Gと5機種が安全安心機能のなかでも車線逸脱警告(LDW) / 前方衝突警告(FCWS)を装備しているので、豊富なバリエーションから気に入った機種を選ぶことができます。
今回紹介した各社の製品以外にも安全運転支援機能として衝突警告をしてくれる製品があります。
■衝突警告アプリ
・スマホで安全運転支援
さらにカンタンに導入できるのが、スマートフォン(スマホ)用アプリ。手持ちのスマホがアプリの対応するOSのバージョンに適合していれば、使用できます。ただし、車両の前方が見渡せる場所にスマホを設置しておく必要があります。そのためのスマホ・マウントは別途必要です。
今回紹介するDriveMate SafetyCamをリリースしているカーメイトは、カーアクセサリーを取り扱うメーカーでもあるので、アプリ利用時の使い勝手のよいマウントも各種用意されています。
●DriveMate SafetyCam/カーメイト
・適合車種
アプリ対応バージョンのOSをインストールした適合端末
・価格
無料・ダウンロード
カーメイトのドライブレコーダー&前車接近アラートであるDriveMate SafetyCamは、スマホのカメラから車間距離を計測し、前車に接近しすぎるとアラート音で危険を知らせます。
また、走行診断で、自分の走りをチェックすることも。
ドライブレコーダー機能は万が一事故が起こった場合、その衝撃前後10秒間の映像を録画します。
さらに、前車発進を知らせるほか、信号先頭に停止時には青信号に変わったコトを知らせてくれる機能も備わっています。
アプリはiOSのみに対応しています。
●Safety Sight/損保ジャパン日本興亜
・適合車種
アプリ対応バージョンのOSをインストールした適合端末
・価格
無料・ダウンロード
損保ジャパン日本興亜のSafety Sightは、同社が提供するドライバーを事故から守るアプリ。ドライブレコーダー機能や、事故の際の緊急連絡先案内などを備えるほか、スマホのカメラを使用した安全運転支援の機能も盛り込まれています。
衝突警告関連としては、スマホカメラの前方映像やGPSの位置情報により、車間距離を分析、前方車両への急な接近、前車発進などを音と声で知らせてくれる機能があります。
このほか、急なアクセル、ブレーキ、ハンドル操作を検知すると、音声と画面表示急操作アラート通知する機能も用意されています。
アプリは、iOS版とAndroid版が用意されており、同社の保険に加入していなくとも使用可能です。
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