米ピュア・ストレージと富士通クラウドテクノロジーズ(FJCT、愛川義政社長)は6月25日、クラウドサービス「ニフクラ」のアジア太平洋・日本地域での展開を推進することで協業すると発表した。FJCTは、ピュア・ストレージのアジア太平洋・日本地域(APJ)で初のマネージドサービスプロバイダMSP)プログラムパートナーとなる。

オリジナルで読む

 この協業によりFJCTは、MSPとして、ピュア・ストレージのEvergreen SubscriptionモデルとEvergreen Storage Service(ES2)を利用し、ニフクラのさらなる拡大を図る。ES2は、ピュア・ストレージによる運用費のみ(OPEX)でSTaaS(storage-as-a-service)を提供するプライベートクラウドとハイブリッドクラウド用のサービス。常に最新で高速なストレージ環境をあらゆるワークロード環境で提供する。ニフクラでは、ES2を利用して、ストレージメンテナンス時のダウンタイム・パフォーマンス影響を抑止することで、ニフクラでのストレージの安定性・信頼性を担保し、ユーザーにさらなる価値と安心を提供し続けていく。

 また、クラウドベースの総合的なパフォーマンス分析サービスVM Analyticsも活用する。同サービスは、インフラストラクチャー全体をグラフィカルなマップで表示し、仮想ディスク、VM、ホスト、データストア、ボリューム、ストレージなどを簡単な操作でスピーディーに可視化できる。ニフクラでは、この分析結果を生かした効率的な管理・運用により、さらに安定したクラウドサービスの提供を保証していく。