長い人生の中では、なにをやってもうまくいかない時期がある。そのような時期は、人々になにをもたらすのだろうか。
■6割近くが「つらい経験が今に影響」
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,721名を対象に、「人生について」の調査を実施。
「つらい出来事があったおかげで今があると思う」と答えた人は、全体で57.7%だった。
■大失恋を乗り越えて
性年代別では、ほとんどの年代で男性よりも女性の割合が高くなっている。
大きな失恋などで失望していた女性も、今は元気に過ごしている。
「27歳のときに5年ほど付き合った男性から、別れを切り出された。それだけ長く一緒にいると、離れたときの喪失感がすごくて。仕事でもうまくいかず、気持ちが限界に達して辞めてしまった。
しばらく家に引きこもる生活が続いていたけれど、だんだん回復して今は穏やかな生活を送っている。ドン底を見た人間は強くなれると思うから、悩んでいる人もすべてを諦めないでほしい」(30代・女性)
■つらい出来事はないほうがいい
つらい経験は、できることならしたくないとの意見も。
「僕は学生時代に学校に馴染めず、孤独な毎日を過ごしてきた。社会に出てからは会社の人たちとそれなりに付き合いはあるけれど、人見知りでコミュ障な性格はそのまま。
つらい出来事はその後の人生や性格形成に影響を与えるのはたしかだけれど、それがいいものとは限らない。この先でできるだけつらい出来事は排除して、生きていければと思う」(30代・男性)
■終わったことを考えるよりも…
終わったことを考えるのは、あまり意味がないと考える人も多いようだ。
「逆境がきっかけで成長する人もいれば、つらい出来事のせいで前向きになれない人もいる。どちらであろうと、あまり昔のことばかり引きずるのはよくない。
終わったことをあれこれと考えても、過去は変わらない。それなら今できることを考えたほうが賢明だと思う」(40代・女性)
つらい経験もそれぞれのとらえ方によって、影響が変わってくるのかも。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代の男女1,721名(有効回答数)
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