TOKIO

「罪のない命だが厄介な外来種を、人間だけが持つ『料理』の力で美味しく頂く」がコンセプトの「『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)のコーナー、「グリル厄介」。

TOKIOとレギュラーの静岡大・加藤英明氏が外来種を捕獲し、それを高級料理にして食べる内容が人気で、2017年スタートながら名物コーナーとなりつつある。

 

■批判の声もある「グリル厄介」

そんな「グリル厄介」だが、プレコイグアナなどペットとして親しまれている動物を捕獲し食べたことに、一部視聴者から批判が上がったことも。

一方でそのような意見に対して「増えすぎて害獣化していることは事実」「生態系を壊している以上駆除は妥当」との意見が上がり、しばしば対立している。

実際のところ、グリル厄介について『鉄腕DASH』視聴者はどう感じているのだろうか。

 

■「グリル厄介」についてどう思う?

そこで、しらべぇ編集部では全国の10~60代の『ザ!鉄腕!DASH!!』を見たことがある人1,471名に調査を実施。

結果、「駆除される外来種がかわいそうだと思ったことがある」と答えた人は14.4%。多くの人は、命を粗末にするのではなく、美味しく頂いている「グリル厄介」を支持している様子。

一方で「ちょっとかわいそう…」と感じている人も、少数ながら存在する。

■かわいそうだと思う人に聞いてみると…

少々かわいそうと話すのは、30代のIさんだ。

「私はイグアナをペットとして飼っています。『鉄腕DASH』は好きなのですが、グリル厄介だけはちょっと。イグアナを害獣と決めつけて捕まえて食べる内容は見ていられなかったし、怒りすら覚えた。

 

悪いのはペットとして飼いながら放棄した人間。それを動物のせいにして食べてしまうのはどうかと思う」

 

■楽しんでいる人の声は?

一方「楽しく見ている」というのは40代のUさん。

「駆除している動物はその全てが付近の生態系を壊し、人間の生活すら脅かしている。ペットとして飼っている人がいくらかわいいと主張しても、その事実は変わらない。

 

捕獲したうえで、美味しく調理し食べる。これは人間が古くから地球上でやってきたことで、残酷でもなんでもない。むしろ、ペットとして飼われていた動物が害獣化している。駆除される動物をペットとして飼っている人間こそ、見るべき内容だと思います」

 

賛否両論ある「グリル厄介」。番組スタッフとしては、様々な意見が出ることこそが、このコーナーの「存在意義」と考えているのかもしれない。

・合わせて読みたい→イグアナを食べた『グリル厄介』に物議 一部から「かわいそう」と批判が上がり論争に

(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代の『ザ!鉄腕!DASH!!』を見たことがある人1,471名(有効回答数)

「動物がかわいそう」の批判もある『鉄腕DASH』グリル厄介 印象を聞いてみると…