(ashlarc/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

容姿が良く、しかも妻とは離婚したばかりでシングル。そんな男にアプローチされた女性がさっそく交際を始めたものの、男の支配欲に恐怖心を抱くようになり別れを告げた。

しかしこれに納得できぬ男にとって、女性は「運命の相手」。愛情を証明したい一心でストーカーと化した。

 

■ふたりの出会いは…

英国で暮らす男(29)は外見もよく不動産業者として働いていたが、2017年に妻との離婚が成立し独身になった。

その後ほどなくして現在26歳の女性と出会い交際を始め、「このままいっしょに暮らそう」と出会ってからわずか数ヶ月後に同棲生活を始めたという。

 

■男の支配欲と女性の決断

幸せいっぱいだった女性だが、男はしだいに女性を束縛するように。「誰といつどこで何をしていたのか」を詮索するようになった男は、女性の言葉に嘘が無いかを確認すべく、女性の電話を勝手に取っては、メールや通話履歴を確認するようになったという。

どんどんエスカレートする男に辟易し、女性は今年に入って男に別れを告げた。

■ストーカー行為の激化に裁判所は…

諦めきれない男は女性への愛を証明すべく、彼女の名前をタトゥーにして体に彫り込むという行動に。さらに破局から3ヶ月たらずの間に100通を超えるメールを送り146回もの猥褻なボイスメールを残し、自身の香りを染み込ませた衣類を女性宅に送りつけもしたという。

また女性の職場と自宅前に頻繁に現れ女性を震え上がらせ、不法侵入を恐れた女性は自宅内で身を隠すことさえあったとのこと。今年4月にたまらず通報し、男はストーキング行為及び女性に与えた精神的ダメージを理由に逮捕された。

しかし英メディア『METRO』によると、裁判所が下した罰則は「500ポンド(日本円にして約6万8,000円)の賠償金支払い、女性への接近禁止(5年間)、100時間の奉仕作業、30日間のリハビリのみ」。実刑を言い渡されなかった男は、事実上「野放し状態」だ。

 

■元恋人に対するストーカー経験

しらべぇ編集部が恋愛経験のある20代〜60代の男女974名を対象にストーカー経験の有無をたずねた結果、男女別で以下のようなデータが得られた。

ストーカー

決して多くはないものの、「自分はストーカーと化している」と自覚しながらつきまとい行為を続ける人もいるのである。今回の裁判所の決定についても「甘すぎる」という声が多く、「住所も仕事も知られている女性の恐怖はいかほどか」という声も少なくない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン小原)

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の過去に恋人がいたことがある男女974名

「ずっと愛してる」 元恋人の名をタトゥーで彫り込んだ男の壮絶ストーカー行為