お子さんの 受験に向けて「塾の月謝が大変・・・」と思っているお母さんお父さん!塾の面談に行ったら、ビックリするような夏期講習の見積もりを出された親御さん!(はい、我が家です、昨日の夜の話です。笑)

大変なのは塾の月謝だけではありません。「塾だけで大変」なんて思っていたら、これから先、もっと大変です。塾の月謝以外に見込んでおかないとヒーヒーいう出費=予算化しておくべきお金があります。「え?これ以上何のお金が掛かるっていうの?!」受験は情報戦です。学校の情報収集だけでなく「お金」に関しての情報収集は、超大事です。

長女の塾通いの時にヒーヒー言っていた&これから次女の高校受験でヒーヒーが始まる(笑)三姉妹の母が、予算化しておけばよかった!という出費3つをお伝えします!

1.夏期講習、冬期講習、直前講習、定期テスト対策講座代

これらは、塾を選ぶ前に絶対に確認しておかないとダメなポイントです。ほぼ、後出しジャンケンで出してきます。筆者の場合、先輩ママから「夏期講習も冬季講習がある」と聞いていたので、塾を決めるにあたって月謝以外に掛かるお金を聞きました。ところが「その子の学力と行きたい学校によって違うので、一概には言えない」とかわされますが、「概算だけでも教えてください」としつこく食い下がりました。見込みが見えるだけでも、夏期講習の見積もりが出た時のショックが和らぎます。(笑)

ちなみに筆者の場合、月謝以外の塾の費用として夏期講習で20万円(夏期講習前に塾が提示してきた額はこの2倍でした)、冬期講習で40万円、定期テスト対策講座がトータルで10万円なので、70万円を月謝以外に塾に落としたことになります。1コマ1時間半で、3,500円也です。月謝のトータルは20万円くらいなので、100万円弱です。(個別指導の塾だったので、集団よりは割高です。)

塾に行かずに私立に行くなら、私立に行ってもいいんじゃないかという額です。でも、私立の方が授業料以外の諸費用が年間100万円くらいかかるので、それを思えば損して得取れでしたね。

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2.学校見学(説明)会に伴う交通費、食事代

実は、これが結構馬鹿になりません。学校見学は親子で行くので、往復の電車賃が人数分かかります。志望校は、見学会だけでなく部活体験や文化祭など複数回行くことになります。志望校だけでなく、滑り止めや併願優遇の学校も見学に行かなくてはなりません。学校見学受験生は塾のスケジュールの合間を縫って、暑い真っ盛りに制服を着て遠くまで行かなきゃならないのです。

子供は、受験勉強でカラダもココロもかなり疲れています。そこを「無理して連れて行っているな」という感覚も生まれます。そうすると、その帰りに「おいしいゴハンや冷たい甘いものでも食べようか・・」となります。でも、それくらいのご褒美がないとやっていられない!のです。親も子供も「学校見学」という大義名分のもと、おいしいものを食べてリフレッシュすることも大事!と考えれば必要経費ですよね!

3.模試代


高校受験の模試で有名なのは、V模擬(ぶいもぎ)やW模擬(だぶるもぎ)です。どちらも塾経由だと1回4,400円で、ネットからの一般申し込みは4,600円です、まとめて申し込むと300円引きになります。

費用として、3万円くらい見込んでおくといいでしょう。トータルで、4~6回くらい受けます。内訳は、6月初旬が第1回目、夏休み前後が2,3回目(夏休みの勉強でどれくらい力が付いたか?を見ます)、10・11・12月そして1月とほぼ毎月受ける感じになります。なるべく自宅から近くの会場で受けますが、これまた交通費が掛かります。

また、模試は都立の5教科を受けても午前中で終わるので、友達と行ったらその帰り道に「ご飯食べておいで」とごはん代も渡すこともあります。そういうお楽しみがあると、受験勉強にメリハリがつきます。これも、必要経費かもしれませんね。

兄弟がいるうちは、一番上の子の時に何にいくら掛かったか?を記録すべし

これから受験を迎えるご家庭は「え?そんな費用もかかるの?」と戦々恐々としてしまいますよね。受験を経験したご家庭なら「細かい出費がけっこうボディーブローのように効いてきて、気が付いたら家計が大赤字・・」という経験をされたことがある人も少なくないのでは?

あれだけ教育ローンの広告があるのが、なるほど納得と頷けるようになります。もちろん我が家も、家計が大赤字でした。我が家の長女の受験の時にどうやって資金調達したかというと、塩漬けになっていた株や投資信託を売却したり、冠婚葬祭用の積立から用立てたりしました。ビールをやめて発泡酒にするなど、家計も相当締めました。メルカリでいろいろなものを売ったりもしました。でも、受験に関しての費用は未来永劫掛かるお金ではなく、スポットで掛かるお金です。そこは親も知恵もお金も絞り出して、負債を減らすことに尽力したいところです。

そして、下の子がいるご家庭は、何にどれくらいお金が掛ったか?を記録しておくことをオススメします。すると受験にあたっての出費の概算が分かり、下の子の時のお金の対策が取れます。ネットでも受験に関しての出費の記事はありますが、ケースバイケース、それぞれの子供とウチの事情によって違ってきます。親も学習機能を働かせて、タダでなくても不安定な受験期に少しでもお金と心の平安が訪れるようにしたいですね(笑)。

「腹が減っては戦はできぬ」ではありませんが、「お金がなくては塾に行けぬ」です。ちなみに、これに加えて受験料も掛かってきます。都立は2,200円、私立は1校当たり2~3万円程度なので、複数高受けるとそれなりの出費になりまので、お忘れなく&お覚悟を。