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四国を中心に雨雲が発達しています。高知県では1時間に50ミリ以上の「滝のような雨」を観測し、24時間降水量が200ミリ近い所もあります。

高知県 雨雲発達中

熱帯低気圧が暖かく湿った空気をもたらした影響で、27日木曜日は、四国を中心に、発達した雨雲がかかっています。高知県仁淀川町池川では、9時28分までの1時間に58.5ミリの非常に激しい雨を観測し、11時までの24時間降水量が198.5ミリでした。今回は、熱帯低気圧本体よりも北側に、発達した雨雲が広がっているのが特徴です。

台風に発達するタイミングが 遅れていますが

暖かく湿った空気をもたらした熱帯低気圧は、27日木曜日9時には奄美大島の東にありますが、27日木曜日21時までには台風に発達して、東よりに進む予想です。昨日26日水曜日の予想よりも、台風に発達するタイミングが遅れていますが、台風になってもならなくても、暖かく湿った空気を運んできていますので、総雨量が更に増え、大雨の恐れがあります。
四国では、夕方まで局地的に非常に激しい雨が降り、活発な雨雲は東へ進むでしょう。西日本だけでなく、東日本や北日本でも雨の強まる所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に注意・警戒が必要です。大気の状態が不安定で、局地的に雷雲も発達するので、落雷や竜巻などの激しい突風、強風、高波にもご注意下さい。また、すでに大雨になっている所もありますので、斜面や増水した川には、絶対に近づかないで下さい。

高知県で滝のような雨を観測 総雨量200ミリ近く