全国的な教員の不祥事が止まらない。今度は群馬県の私立中学で問題が起きた。しらべぇ取材班は、学校、県警、消防を直撃した。
■教員が生徒を自宅から連れ去る
群馬県警は25日私立中学校の専任講師の男(27)を監禁の疑いで逮捕。生徒を自宅から連れ出して、車の中に監禁した疑いが持たれている。
警察によると、25日午後1時過ぎ、女子中学生の母親から「娘がいない。家の中が荒らされている」と通報があり、警察が捜査したところ、午後4時半過ぎ、高崎市内の山中で2人を発見。
また高崎市消防によると、救急隊が現場に駆けつけたところ意識ははっきりしており、高崎ドクターカーで市内の高崎総合医療センターに搬送されたそう。女子中学生は2年生で、男が担任を務めていたという。警察は、犯行の目的など詳しいいきさつを調べている。
■謝罪会見は中止
学校側がこの件を受け、26日17時10分から謝罪会見を設定。しかし、記者が集まっているにも関わらず、被害者の保護者の要望で急遽会見が中止になった。
教頭はしらべぇ編集部の取材に対して、「逮捕された講師は誠実でまじめな教員で、非常に驚いている。26日に学園の生徒にこの件の説明を行った。中学生からはすすり泣く声が聞こえた。27日に保護者全体への説明会を予定している。カウンセラー、そして養護教諭も含めた学校全体で生徒のこころのケアに全力を注ぎたい」と述べた。
■続く学校・教師の不祥事
ネット上では「教師の不祥事が多すぎる」という声があがっている。
「いきなり担任の先生が自宅にやってきて無理矢理連れ去るなんて怖すぎる」
「今年だけで教師の不祥事は何十件目だよ。女子生徒目当てで教師になるクズが多すぎるんだよな」
「女子生徒の親にしてみれば、公立中よりも良い教育を受けさせたいと思って私立中に行かせたのだろうが…親は教師を訴えるだけでなく、採用を決めた学校も訴えていいと思う」
「身体のけがはいつか治るから、いいんだよ。問題はこころ。この生徒がこれからの人生をきちんと歩めますように」
有り得ない不祥事が頻発する教育界。保護者の無念さは、計り知れない。
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