中国では先日、大学受験が終わったばかりで、結果はともかくとして多くの受験生が受験のストレスから解放されたことだろう。中国の多くの高校生にとって高校生活は大学受験の日のためにあると言っても過言ではないが、そんな中国人からすると日本の高校生の生活は、時間があって自由でうらやましく思うようだ。中国メディアの今日頭条は25日、日本と中国の高校生活を比較する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、日本の高校生から話を聞く機会があったそうで、「日本と中国の高校生活の違い」について感じたことを紹介している。その1つが、「日本の学生は家から通学する」こと。中国では多くの高校生が寄宿舎に入るが、だからといって朝遅くまで寝ていられるわけではない。学校にもよるが、朝6時に起きて自習と走り込みをしてから授業に入るという。宿舎も4人から6人相部屋なので、プライバシーは一切ないと伝えた。

 また、「授業時間」にも違いがあると紹介。始業時間はほぼ同じだが、終業時間は日本のほうがずっと早い。中国の高校では、遅くまで授業があるだけでなく、その後も夜遅くまで自習し、さらに宿題もすると指摘した。この点、日本の高校生は放課後に部活をする人、バイトをする人、友人らとファミレスやカラオケで遊ぶ人、塾に通う人など、多様な過ごし方があると伝えた。筆者は、長期休み以外は宿題すらない高校もあると聞いて「日本の学生は幸せ過ぎる」と結論している。

 筆者は、「日本と中国のどちらの方がいいか」と問いかけているが、これに対して中国のネットユーザーから「日本を選ぶ」との回答が多数寄せられた。日本の学校では、部活やバイトなど好きなことができるからだ。逆に「中国の中高生で12時前に寝る人などいるのか?」と質問している人もいた。中国の学生は、睡眠さえも十分に取れないようだ。また一部には、「大学進学には不利なのでは」と心配する人もいた。中国では良い大学に入るために、睡眠も自由な時間も削るのが常識になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国の高校生は勉強漬け・・・「日本の高校生が羨ましすぎる」=中国メディア