怒られて反省する息子の様子を描いた漫画がSNS上で話題となっています。同じことを繰り返して母親に怒られ、悲しそうに「はい」と答える3歳の息子。しかし、母親は「とりあえず返事しておけばいいと思っている」と疑念を抱き…という内容で「面白い!」「分かる」「うちもやってます」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

精いっぱいの“演技”が面白い

 この漫画を描いたのは、ブロガーで、4男1女の母でもあるホリカン(ペンネーム)さん(36)です。ブログ「空回り母ちゃんの日々」インスタグラムで子育て漫画を発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ホリカンさん「わが家には5人の子どもがいるのですが、4番目の子を妊娠している時から、夫に勧められて描き始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ホリカンさん「叱られている時と叱られ終わった時の『精いっぱい反省してる風の演技』のオン・オフが露骨すぎて(笑)漫画にしたら面白いのではないかと思い描きました」

Q.この後、さらに怒られてしまったのでしょうか。

ホリカンさん「この時、そばで他の兄弟が見ていたのですが、三男が、間違ったところで『はい』と返事した瞬間に大爆笑が起こってしまい、私も三男もつられて笑ってしまったので、それ以上怒れませんでした(笑)ただ、ダメなものはダメだということは伝えました。本人にちゃんと伝わったのかは正直分かりませんが…」

Q.「返事をすればいい」ことは、お兄ちゃんたちを見て学んだのでしょうか。

ホリカンさん「確実にそうだと思います」

Q.子どもを怒るときに、心がけていることはありますか。

ホリカンさん「兄弟が多いのでしょっちゅうけんかが勃発していて、ついつい頭ごなしに怒ってしまうことも多いのですが、できるだけ、なぜそうしてしまったのか『本人の言い分』も聞くようにしています」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ホリカンさん「『分かる』と共感してくださるご意見や、『小・中・高になっても変わりませんよ』、中には『うちの旦那と同じ』というご意見までありました。皆様のご意見を読ませていただき、結構あるあるなんだなと思いました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ホリカンさん「『子育てっていろいろ大変だけど、よく観察してみると子どもって面白い』ということを発信していけたらと思います。また、絵本を出すのが昔からの夢なので、いつか出したいです」

オトナンサー編集部

怒られて反省する息子の様子を描いた漫画のカット=ホリカン(horikan1)さん提供