レアルBチームのカスティージャ ラウール新監督の下で2部昇格を目指す

 日本代表MF久保建英が加入することが決まったレアル・マドリード。世界ナンバーワンの知名度を誇るチームのなかで久保は新シーズン、Bチームであるカスティージャでプレーすると発表されている。カスティージャには将来性のある逸材が多く、まさに“原石の宝庫”と言えるが、レアルの贔屓紙である「マルカ」が注目選手を紹介した。

 カスティージャは2019-20シーズンからクラブのレジェンドであるラウール・ゴンザレス監督が指揮を執る。トップチームのジネディーヌ・ジダン監督体制が大型補強を進めるのと並行して、有望株を育て上げる方針を強めている。

 新シーズンを迎えるにあたって、カスティージャが目標とするのは現状のセグンダ・ディビシオンB(3部相当)からセグンダ・ディビシオン(2部)への昇格になる。80チームが所属するなか、4クラブしか昇格できないという厳しいレギュレーションのなか、同紙は以下のようにカスティージャの中軸を列記している。

クリスト、ハビ・サンチェス、ホルヘ・デ・フルートス、フランガルシア、フィダルゴ、ハイメ・セオアネは来シーズンに向けて重要視される名前だ。そして19歳のマルティン・カルデロンはまた別のビッグネームであり、多くの2部クラブのターゲットにもなっている」

 この書き方の通り、注目度が高いのはカルデロンだ。「アンダルシア出身のMFは昨シーズン、25試合1得点1アシストに終わったものの、シーズンの最終戦では好印象を残した。彼のプレーは四方八方にレーダーが張り巡らされたようで、様々なポジションに移動し、数多くの選択肢を持っている」と幅広い運動量でチームに貢献するタイプだとしている。

 久保の加入によって日本でも注目が集まることが必至のカスティージャ。ラウール監督率いるチームの競争は、やはり激しいと言えそうだ。(Football ZONE web編集部)

FC東京からレアルへの移籍が決まったMF久保建英【写真:高橋学】