俳優の西島秀俊内野聖陽がダブル主演で恋人同士を演じるドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)の最終話が28日に放送された。史朗(西島)が賢二に対して語った愛情溢れる言葉に「10万点の愛の台詞」といった感動の声が相次いでいる。

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 年が明けお正月。賢二が史朗の実家へ行く日を迎え、賢二はとにかく落ち着かない。史朗も実家に着くとさすがに顔がこわばり、出迎えた久栄(梶芽衣子)と悟朗(田山涼成)も緊張の面持ちだ。しかも、賢二と悟朗はひょんなことで2人きりに。

 気まずい空気の中、「史朗のアルバムを見よう」と賢二に声をかける悟朗。かわいらしい高校時代の史朗を見た賢二は、平静を装いつつも内心興奮が抑えられない様子。そして史朗の思い出を語っているうちに、賢二が美容師になった理由や、史朗が弁護士になったことへの思いが馳せられる。

 なんとか無事に楽しい食卓を終え、帰路に就く二人。賢二が家で女装をしていると勘違いした両親の無礼を史朗が詫びるも、「そんなことより俺、夢みたい。恋人の実家に遊びに行って、親御さんとごはん食べる日がくるなんて」と笑顔で答える賢二。しかし「だって、俺にはそんな日が来るなんて永久にないって思ってたもん。もう俺ここで死んでもいい」と涙声に。しまいには泣き出してしまった彼に、史朗は「何言ってんだ。死ぬなんてそんな、そんなこと言うもんじゃない。食いもんは、油と糖分控えてさ、薄味にして、腹八分目で、長生きしような…俺達」と優しく語り掛けるのであった。

 そんな2人のやり取りに、SNSでは「10万点の愛の台詞」「長生きしようと言ったシロさんかっこよすぎた」といった称賛が殺到。「一緒に手作りのごはんを食べて暮らし長生きしようっねて誓う。これ以上のしあわせ、あるだろうか」「食に結びつけて『長生きしよう』と
シリーズを飾り込むシーンにしていたのも良かった」と、ドラマのコンセプトである「食事」と「暮らし」に絡め、最終話に相応しい台詞を設けた本作に感謝の声が数多く寄せられた。

 また、放送直後にロスに陥るファンも続出しており、「来週からきのう何食べた? が見れない。しんどい」「いつまでもいつまでも観ていたいよォ」といった嘆きと同時に「続編お願いします」といった懇願も多く寄せられた。

『きのう何食べた?』最終話場面写真(C)「きのう何食べた?」製作委員会