スマホ決済アプリメリットの1つとして〝2重取り〟や〝3重取り〟があります。よく見かける言葉ですが、いまひとつ理解していないという人もいるのではないでしょうか。そこで今回はスマホ決済の〝●重取り〟についてご紹介してみましょう。

図1はスマホ決済アプリの〝2重取り〟のイメージです。

スマホ決済アプリPayPayや楽天ペイなど)で決済すると、そのアプリの定めたキャッシュバック還元を受けられます。そして、スマホ決済アプリのチャージ元をクレジットカードにすると、クレジットカードポイントが付与されます。つまり、クレジットカードをチャージ元にしたスマホ決済で支払うことで「①スマホ決済のキャッシュバック」と「②クレジットカードポイント」という2つの〝還元〟を併用できるわけです。これが〝2重取り〟の基本的なシステムとなるので、しっかり覚えておきましょう。

それじゃ〝3重取り〟はどうなるかといえば、図の一番右側にある「利用可能店舗」に独自のポイント制度がある場合となります。例えば、Pontaポイントを採用しているローソンクレカチャージしたスマホ決済アプリで支払ったとしましょう。すると「①支払い額に応じたPontaポイント」と「②スマホ決済のキャッシュバック」と「③クレジットカードポイント」という3つの〝還元〟を併用できることになりますね。これが〝3重取り〟の基本的なシステムです。

関連記事:賢い人ほど黙ってやってる『スマホ決済』 消費税増税前にこれさえ知っておけば完璧 おトクなアプリ徹底解説

そんな〝●重取り〟で、筆者が個人的に最強じゃないかと思っているのが「Kyash」というアプリを利用する方法。うまく使えば、〝4重取り〟までいけちゃうんですよ。ちょこっとだけ面倒かもしれませんが、かなりの還元率になるのでご紹介したいと思います。

まず「Kyash」はウォレットアプリの1つで、チャージして使えるプリペイド式の「Kyash Visaカード」を発行するサービス。この「Kyash Visaカード」はアプリ内で発行される「バーチャルカード」と現物カードが発行される「リアルカード」の2種類あります。

バーチャルカード」は送金・集金やオンラインVisa加盟店での支払いに対応。KyashバーチャルカードからモバイルSuicaや楽天ペイにチャージすれば実店舗で利用できます。1回の利用限度額は「~3万円」で、スマホからメールアドレスと携帯番号だけで登録できて、すぐに利用できるのがメリットです。

リアルカード」は現物のカードが発行されるため、Visa加盟の実店舗でも利用できます(オンライン利用も可能)。1回の利用限度額は「5万円」で、スマホアプリで必要事項を記入して申し込めば、後日に現物カードが送られてくる流れとなります。

そして、バーチャルリアルも還元率は「2%」。Kyashへのチャージは「クレジットカードVisa/Mastercard)」「セブン銀行ATM(口座不用)」「コンビニ」「銀行ATM(ペイジー)」の4つです。

それではいよいよ、Kyashを利用した〝●重取り〟をご説明していきましょう。

図2がKyashによる複数取りのイメージです。ものすごくシンプルに解説すると、先ほどの図1の「スマホ決済」と「クレジットカード」の間に「Kyash」を差し込むだけ。ポイントを抜き出すと以下のようになります。

①「Kyash」のチャージをクレジットカードで行う(1重取り:クレカポイント還元
②「スマホ決済アプリ」のチャージや引き落とし先を「Kyash」にする(2重取り:Kyashで2%還元)
③「スマホ決済アプリ」で決済する(3重取り:スマホ決済アプリのキャッシュバック

以上で〝3重取り〟の達成です。そして、利用可能店のポイントを受け取れるなら〝4重取り〟になるわけです。また、図でスマホ決済アプリを「Origami Pay」としているのは、最も「Kyash」との相性が良いから。「総還元率」は以下のようなイメージです。

クレジットカードで「Kyash」にチャージ(クレカ還元:0.5~1%前後)
②「Kyash」を「Origami Pay」の支払元に指定(Kyash還元:2%)
③「Origami Pay」での支払い(Origami Pay還元:2%)
【総還元率:4.5~5.0%】

ちなみに「Origami Pay」は今年6月5日からビックカメラ(系列のコジマソフマップも対象)で利用できるようになりました。勘の良い人は気づいたと思いますが、ビックカメラスマホ決済アプリでも「8%」のビックポイント還元を受けられます。ということは、上記の〝3重取り〟でビックカメラの支払いを行った場合、ビックポイントを加えた〝4重取り〟になるため、総還元率は「4.5~5.0%+8%=12.5~13%」になるわけですね。

関連記事:ポイント還元は分かりにくい! イマイチPayPayに手が出せない人に「即時割引」のOrigamiという決済サービスがあった!

もちろん、図にある「Origami Pay」を「楽天ペイ」にしても「PayPay」にしてもOKです。

ただし、「楽天ペイ」の場合は楽天系のキャンペーン次第で楽天カードチャージのほうが得になる場合があります(それ以外ならKyashをかませて問題なし)。また、「PayPay」は「Yahoo! JAPANカード」以外のクレカは「0.5%還元」なので、「Kyash」を利用した場合の総還元額は「①クレカ:0.5~1.0%+②Kyash:2%+③PayPay:0.5%」で「総還元額:3.0~3.5%」となります。「Yahoo! JAPANカード」で「PayPay」にチャージすると「実質還元4.0%」なので、Yahoo!カードのほうが優位なのは押さえておきましょう。

また、先ほどご説明しましたが、「Kyash」には利用限度額がある点に注意してください。バーチャルなら「~3万円」、リアルなら「5万円」で、それを超えた場合は「Origami Pay」の支払いができなくなるということです。なので、高額商品を購入する場合は価格をきちんと確認しましょう。

とはいえ、スマホ決済サービスを利用している人は、「Kyash」の併用を考えない手はありません。ぜひ、ポイントの〝3重取り〟〝4重取り〟を活用してみてください。(取材・文◎百園雷太)

※残念ながらお金をもらって宣伝しているステマ記事ではありません。本当にいいものを…という考えでご紹介しています。

あわせて読む:なんと楽天ペイが電子マネー王者・Suicaと連携を発表! 知らないと大損をこくキャッシュレス戦国時代へ突入!!

TABLO