杉野遥亮と森永悠希が「山本周五郎ドラマ さぶ」(2020年1月以降放送予定、NHK BSプレミアム)で主演を務めることが分かった。
同作は1963年に発表され、これまで何度もドラマ化や舞台化されてきた山本周五郎の時代小説を4Kで映像化。社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながらも、友情を見失うことなく懸命に生き抜いていく20歳の青年2人の姿を描く。
杉野が演じるのは、生一本な性格の栄二。その幼なじみでお人よしなさぶを森永が演じる。
■ あらすじ
ヘマをして叱られ、奉公先の経師屋を飛び出した15歳のさぶに、同い年の栄二は、「以前、帳場から金を盗んだのが見つかったけど、許してもらった。だから今は、心を入れかえて仕事に励んでいるんだ」と秘密を打ち明ける。
それから5年後、相変わらず失敗続きのさぶを「いつか一緒に店を持とうぜ」と励ましていた栄二は、盗みのぬれぎぬを着せられ、罪人などの更正を目的とした収容施設“人足寄場”へ送られてしまう。
過酷な労働の中で心を閉ざし、ぬれぎぬを着せた相手に復しゅうを誓う栄二は、さぶが面会に来ても会うことを拒む。
一方のさぶは、罪人である栄二との関係をとがめられ奉公先を辞めさせられても、面会をやめようとしなかった。
そんな中、人足寄場を嵐が襲う。仲間と協力しながら寄場を守り、救出活動をする中で、栄二は人が見返りを求めない結びつきによって支えられていることを学んでいく。
コメント