東京大学

6月30日に放送された『情熱大陸』(TBS系)では、社会学者の上野千鶴子氏に密着。上野氏といえば、東京大学の新入生に贈った祝辞がメディアに大きく取り上げられ、話題となった人物だ。

学内に残る性差別にも触れた発言が深い共感を呼ぶ一方、批判の声も上がり、この祝辞を巡っては様々な賛否が渦巻いた。そんな上野氏が、当番組で「家族」について語り、視聴者の共感を呼んでいる。

 

■「家族のような…」という言葉

上野氏が支援している高齢者向けシェアハウスは、要介護であれ、終末期であれ、自由にわがままに暮らすことを助ける理想の施設だという。

上野氏は、シェアハウスで居合わせた女性に「家族のようなっていうのがすごく嫌なんだ、すごく抵抗がある」と、自分の意志を正直に語り「良いことやっている人ほど、家族のようなって形容詞お好きなのよね」と続ける。

さらに、上野氏は「家族ベストなら、家族以外のものが家族のようなことをするのは代用品でしょ、二流品じゃないですか」と述べた上で、日本には家族の呪縛がたくさんあると、自分の考えを語った。

 

■「めちゃめちゃ同感」との視聴者も

「家族のような…」という表現の仕方が嫌と明かした上野氏に、同じように共感する視聴者が続々と相次いでいる。

 

■最も重要なのはどれ?

しらべぇ編集部が、全国20~60代の男女1,340名を対象に調査したところ、全体の65.1%が「家族が最も重要」と回答。

(©ニュースサイトしらべぇ

断トツで「家族」という回答が最も多く、世の多くの人々が家族を大事に思っているということが分かった。

「家族のような…」といった表現の仕方に多くの視聴者が上野氏同様、嫌悪感を抱いているが、一方で、日本にたくさんあるという「家族の呪縛」といった言葉にも、視聴者の注目が集まっている。

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(文/しらべぇ編集部・綿 つゆ子

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)

『情熱大陸』東大祝辞で話題の上野千鶴子氏に密着 「家族」の表現への嫌悪感に視聴者共感