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筋肉少女帯6月30日に東京・中野サンプラザホールでライブ「メジャーデビュー 30th Anniversary FINAL LIVE『ザ・サン』突入 31st!」を開催した。

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2006年の再結成の舞台でもある聖地・中野サンプラザホール公演には満員の観客が来場。SEの「オーディエンス・イズ・ゴッド」が鳴り響く中、大槻ケンヂ(Vo)、橘高文彦(G)、本城聡章(G)、内田雄一郎(B)が登場し、客席に背を向けた状態で一斉に音を鳴らした。1曲目に彼らはメジャーデビューアルバム「仏陀L」の収録曲「サンフランシスコ」を選び、観客はさっそく大盛り上がり。続いて筋少は最新作「ザ・シサ」より「オカルト」を熱演した。

大槻は「ロックバンドは常に現在進行形じゃなきゃいけないのよ! 今日のライブもただの通過点に過ぎないのさ!」と叫んだり、ステージ中央に設置されたソファに寝そべったりとやりたい放題。筋少はアンセムの1つ「日本印度化計画」や「衝撃のアウトサイダー・アート」「香菜、頭をよくしてあげよう」などをラウドな演奏で届けたほか、メンバー4人にサポートメンバーの三柴理Piano)と長谷川浩二(Dr)を加えた計6人の超絶技巧が光る「エニグマ」で観客を魅了した。

オーディエンスが両手をクロスして踊る「踊るダメ人間」を皮切りに、筋少は「イワンのばか」「ディオネア・フューチャー」といったアグレッシブな楽曲を連投。会場の熱気が最高潮まで上昇する中、ラストはエモーショナルな「機械」で締めくくった。アンコールでは筋少のターニングポイントとなった楽曲「元祖 高木ブー伝説」のほか、「釈迦」「モーレツア太郎」を披露。橘高がフライングVを破壊し、積み上げられたマーシャルアンプの壁に投げつけると、30周年を祝うバックドロップは爆音と共に31周年を祝うものへと早変わりした。

筋少は2019年秋にニューアルバム(タイトル未定)をリリースすることが決定。これに伴うツアーが10月20日の東京・EX THEATER ROPPONGI公演を皮切りに行われる。

筋肉少女帯「メジャーデビュー 30th Anniversary FINAL LIVE『ザ・サン』突入 31st!」2019年6月30日 東京都 中野サンプラザホール セットリスト

01. サンフランシスコ
02. オカルト
03. 日本印度化計画
04. 衝撃のアウトサイダー・アート
05. 香菜、頭をよくしてあげよう
06. 仲直りのテーマ
07. 僕の宗教へようこそ~Welcome to my religion
08. エニグマ
09. 新人バンドのテーマ
10. 宇宙の法則
11. Guru最終形
12. 踊るダメ人間
13. イワンのばか
14. ディオネア・フューチャー
15. 機械
アンコール
16. 元祖 高木ブー伝説
17. 釈迦
18. モーレツア太郎

筋肉少女帯 ツアー

2019年10月20日(日)東京都 EX THEATER ROPPONGI
2019年11月10日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2019年11月16日(土)大阪府 BIGCAT
2019年11月22日(金)東京都 LIQUIDROOM
2019年11月27日(水)東京都 Veats shibuya

「メジャーデビュー 30th Anniversary FINAL LIVE『ザ・サン』突入 31st!」の様子。(撮影:コザイリサ)