7月4日(木)にスタートするドラマ「わたし旦那をシェアしてた」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)に出演するりょうにインタビューを行った。

【写真を見る】カジュアルな服装でも、かっこいい雰囲気のりょう

本作は、同じ男性を愛した3人のシングルマザーが、愛と欲望のために戦いながら「愛した夫」の残した謎とうそに巻き込まれていく“ファイティングミステリー”。

12歳の娘を育てる38歳のキャリアウーマン・森下晴美(小池栄子)は、ある日警察から「夫が殺された」という連絡を受ける。病院へ駆け付けると、「自分こそが妻だ」と名乗る2人の女性、42歳の小椋加奈子(りょう)と、27歳の藤宮茜(岡本玲)に遭遇する。

晴美が夫だと思っていた男性・天谷恭平(平山浩行)は、晴美以外にも2人の女性と事実婚の関係を結んでいたということが判明。晴美ら3人はいずれも、子どもを育てながら働いていた。

亡き夫の遺言により、3人は“シングルマザー専用シェアハウス”に導かれる。

さらに夫は「愛する“たった一人の妻”に3億円を渡します」という遺言も残していた…というところから物語は始まっていく。

「ザテレビジョン」では、りょうにインタビューを実施。オファーを受けた感想や共演者の印象について話を聞いた。

■ 女性の本音が出るような作品

――オファーを受けた感想をお願いします

久しぶりの連ドラで、女性の本音が出るような作品なので、最初はとにかく面白そうだなと思いました。

「わたし旦那をシェアしてた」というタイトルは…すごいですよね。どうやってシェアしているんだ?って余計なことを考えました(笑)。

実際こういうことがあったら「えっ?」と思うけど、ありそうでもありますし、なかなかドラマチックな話だと思います。

――共演者の印象はいかがですか

(小池)栄子ちゃんとは、ずいぶん前に私の生徒役として共演させていただきました。サイン入り写真集をいただいたこともありました。共演したのが20年くらい前で、以前は先生と生徒役だったのに、今は同じ境遇のシングルマザーということなので楽しみです。岡本(玲)さんとは、初めてです。

夫・恭平役の平山(浩行)さんとは、よく一緒に共演させていただいています。面白い方です。前回ご一緒させていただいた時も、お芝居のことで連絡を取り合いました。お芝居について「相談し合いながら、良いものを作ろう」という気持ちを持った人です。

刑事・塚本美保役の渡辺真起子さんは、モデル時代からの大先輩。今回初めてお芝居でご一緒させていただくのでとてもうれしいです。恭平殺しの実行犯役の黒木啓司くんとは夫婦役をやらせていただいたことがあります。

シェアハウスの管理人役の(夏木)マリさんは、ずっと憧れの女性です。25年くらい前にマリさんがロンドンでやられた一人舞台を見に行かせていただいて、それがすごい衝撃で。その頃からずっとマリさんのようになりたいなと思ってきました。一緒に食事をしたり家族で仲良くさせていただいていますが、お仕事をするのは久しぶりなので緊張します。

■ 同じ境遇だと、女の友情が生まれる

――シングルマザーという役柄ですが、役作りなどはどのようにしていますか

私の子どもは、下の子が小学校1年生になったばかりなんですけど、保育園時代のママ友もいるし、今は小学校のママ友もいます。その中には、仕事をしながら子育てをしている人もいれば、専業主婦の人もいる。シングルマザーの人も多いです。いろいろなタイプのお母さんが同じクラスにいて、同志的なものが生まれますね。

シングルマザーの人は仕事をしている方が多くて、その立場だからこその悩みがあると思いますし、そういった方とお話しする機会があるので、自分の役作りに取り入れさせていただきたいと思います。

「旦那をシェアする」ということから入っているので、シングルマザーとしての同志的な、女の友情みたいなものが生まれて来ることもあるんじゃないかなと楽しみにしています。

――りょうさんがシェアハウスで暮らさなければいけない状況になったらどうしますか?

無理!絶対無理です。愛している人と一緒に住むのも…なかなか難しいこともあります(笑)。

ドラマでは、洗濯一つにしても、お風呂の入り方にしても、ちょっとしたことが気になってくるんです。ご飯も「そんなものを食べさせて…」みたいな、細かいそれぞれの家庭のルールも違うところがあるので、そういった争い事も出てきます。

私自身もそういう生活のこだわりはあります。一緒に暮らすとなったら譲らなければならないこともありますけど(笑)。洗濯物の干し方とか掃除の仕方とか皆それぞれ違うじゃないですか。

愛し合っている夫婦でも生活のこだわりに違いがあるから、全くの他人で、しかも旦那をシェアしていた人たちが住むとなったら、当然バトルが繰り広げられますよね。

■ はたから見るとクスっと笑えるドラマ

――ドラマの中ではそれぞれ年齢の離れた人たちと暮らすことになりますが、年齢が離れた方とプライベートで仲良くすることはありますか?

あまりいないかな…?でも同じ作品で共演した方とはたまに連絡したりするんですけど、私自身があまり外に行かなくて、ご飯を食べに行ったり飲みに行ったりしないんです。仕事や家のことをしていると行けないんですよね。

それでも、戸田恵梨香ちゃんとはよく連絡をとります。それから、清野菜名ちゃんは、舞台で、1年弱毎日一緒にいたので、娘みたいに思っています(笑)。

――最後にドラマの見どころをお願いします

一人の男性を愛した、とてもパワフルな3人のシングルマザーのだまし合いや駆け引きがあります。3人のバトルは、ドロドロしたものではなく、はたから見るとクスっと笑えるとと思います。

すがすがしさもありつつ、心が揺さぶられるような胸が熱くなる展開もありますので、元気をあげられる作品にもなっていると思います。(ザテレビジョン

7月4(木)スタート「わたし旦那をシェアしてた」に出演するりょう