キャラクタースタンプ数27億ダウンロードの自社データを用いた調査】
クオンは、インターネット発のキャラクター会社です。2015年頃から全世界の有力チャットアプリと提携し、LINE、KakaoTalk、FacebookWeChat、Zalo、Hike、Kik Messenger等でスタンプを展開し、累計ダウンロード数は、27億件(2019年4月末現在)、累計送信回数は240億回を超えています。本調査では、各国のスタンプダウンロード数自社データを統計・分析し、各国のトレンドを考察致しました。

■主要キャラクターの各国ダウンロードランキング
今回の調査は、2019年3月時点におけるFacebookメッセンジャーダウンロード数をもとにしております。また、国連人口部が発表した2018年の推計人口統計に基づく国別人口※1を参考とし、人口に対するダウンロード数の割合を示しております。


1、ビジネスフィッシュ


2、ベタックマ


3、Sugercubs


4.ぴよまる


【各国、各エリアにおけるキャラクタートレンド特徴と考察】
▪️タイは世界随一のSNSコミュニケーション文化
タイは、ビジネスフィッシュ以外の全てのキャラクターおいてダウンロード数1位という結果となりました。また、2018年人口統計に対するダウンロードの割合は、ビジネスフィッシュ以外の3キャラクターでは23%を超えており、約4~5人に一人がスタンプダウンロードしています。
タイにおける2017年モバイルインターネットの人口普及率は99%、2016年スマートフォン普及率はタイ全国平均で50.5%、 都市部では60%、バンコク2016 年の普及率は70.3%という統計※2となっています。また、2019年2月28日に開催された『Thailand Zocial Awards 2019』によると、Facebook利用者は5300万人に及び、人口の約80%がFacebookアカウントを保持しております。タイでは、モバイルインターネットを通じてSNSを利用する文化が浸透しており、SNSメッセンジャーによるコミュニケーションが一般的になっていると言えるかもしれません。


▪️各エリアキャラクター嗜好性
ビジネスフィッシュは、アメリカでのダウンロード数がもっとも多く、サンフランシスコにあるFacebook本社には「ビジネスフィッシュ」という会議室が作られるほど、ビジネスシーンに多用されています。

Sugercubsは、カップル可愛い”という分かりやすい設定のキャラクターが南米に受け入れられ、南米のカップル同士の間でもっともよく利用されています。Sugercubsは、ランキング上位10位にメキシコブラジル、ペルー、コロンビアが入っており、メキシコファンを中心に行ったぬいぐるみ制作のクラウドファンディングでは、約400万円を達成し、約500人の方々にぬいぐるみを届けました。

当社の考察では、北米、中南米は、カラフルキャラクターを好む傾向にあります。また、北米は二頭身よりも人間と同じ頭身、中南米は未だシンプル可愛い、愛らしいキャラクターを好む傾向です。


▪️【当社考察】キャラクタートレンドを左右するハイコンテクスト文化、ローコンテクスト文化
アメリカの文化人類学者であるエドワード.T.ホール が唱えた『ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化』※3によると、ハイコンテクスト文化とはコンテクストの共有性が高い文化、ローコンテクスト文化とはコンテクストに依存するのではなくあくまで言語によりコミュニケーションを図る文化で、コミュニケーション方法に差異があります。

ハイコンテクスト文化の色濃いアジア圏では、直接的表現より単純表現や凝った描写を好む、曖昧な表現を好む、多く話さない、論理的飛躍が許される、質疑応答の直接性を重要視しないなどの特徴があります。
現在アジア圏の当社スタンプにおけるキャラクタートレンドは、ベタックマやぴよまる のような「白い」「ヘタウマ」なキャラクターで、「白い=キャラの違いを出しづらい=自己主張しない」、「ヘタウマ=有名なキャラクターを送るのが恥ずかしい=照れ隠し」という特徴が表れています。

一方ヨーロッパ・欧米圏は、ハイコンテクスト文化が色濃く、直接的で解りやすい表現を好む、言語に対し高い価値と積極的な姿勢を示す、単純でシンプルな理論を好む、寡黙であることを評価しない、質疑応答では直接的に答えるなどの特徴があります。
現在欧米・ヨーロッパの当社スタンプにおけるキャラクタートレンドは、ビジネスフィッシュSugarcubsで、キャラクターモチーフがはっきりしており、伝える意識がはっきり表現されています。


※1出典:国連(United Nations Population Division)(https://www.un.org/en/development/desa/population/index.asp
※2日本貿易振興機構発表『タイコンテンツ調査2017年度』(https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2018/da86f2c0191edef8/2018_Thai_Contents.pdf
※3 エドワード・T・ホール著『隠れた差異』参照


【「絵文字」に関してgoogleトレンド指標調査と考察】
携帯電話コミュニケーションツールである「絵文字」について、googleトレンドでトレンド指標推移の傾向(期間:2014年1月1日2019年3月30日)を調査致しました。「絵文字」は、日本では主に日本のフィーチャー・フォンの携帯電話PHSインターネット接続サービスでの絵文字を指しており、「絵文字」とSNSメッセンジャーで使用している「スタンプ」とは言葉の意味合が異なります。

▪️日本における「絵文字」と「スタンプ」のトレンド指標調査と考察
日本では2012年より「絵文字」と「スタンプ」の検索トレンド指標の大きさが入れ替わり、「絵文字」は減少、「スタンプ」は増加しています。2012年スマートフォンの普及が著しく、フィーチャー・フォンからスマートフォンの入れ替えに応じて、コミュニケーションツール絵文字からスタンプへ以降する時期だったと言えます。

▪️「絵文字」に関する各国のgoogleトレンド調査と考察
日本「絵文字」タイ「อิโมจิ」アメリカemoji」韓国「이모티콘」メキシコemoji」という言葉を用いてgoogleトレンド指標を表示しております。日本では「絵文字」の概念のみ、他国では「絵文字」と「スタンプ」の概念を合算して示していると考えられます。
・日本では、2005より「絵文字」の検索トレンド指標が他国と比較して大きく、2012年をピークとして大きく減少しています。
・韓国では、2012年より「絵文字」の検索トレンド指標が急上昇しています。KAKAOが普及し、コミュニケーションツールとしての「이모티콘」のニーズが高まった時期だったと言えます。
・他国では、2013年以降に「絵文字」の検索トレンド指標が上昇しています。日本、韓国に遅れてSNSメッセンジャーが広まり、「絵文字」のニーズが高まった時期だったと言えます。


▪️日本はキャラクター×コミュニケーションの感度が高い!?
絵文字は、キャラクター×コミュニケーションに関する手法です。日本は、2005年よりすでに絵文字が浸透しており、フューチャーフォン及びPHSにて日常的に絵文字を使っていました。その後2012年スマートフォンに移行するしたがって、「スタンプ」に対する興味も、他国より早い事がトレンドから読み取れます。日本では、他国よりキャラクター×コミュニケーションの感度が高い事が言えるかもしれません。


株式会社クオンについて】
【商 号】株式会社クオン
【住 所】東京都渋谷区代々木1-58-16 清水ビル2F
【代 表】代表取締役 水野 和寛
URLhttp://quan-inc.jp/
【本リリースに関するお問い合わせ】
E-Mail : info@quan-inc.jp
担 当:駒井

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