ストローやカップ、レジ袋など、世界中でさまざまに利用されている使い捨てのプラスチック製品は、環境問題の取り組みのひとつとしてその削減が叫ばれている。
コーヒーの抽出かすを使ったコーヒーカップや(関連記事)、アボカドの種から作ったカトラリーなど(関連記事)、アップサイクルな商品が次々に登場している。
アップサイクルとは廃物をそのまま再利用するのではなく、商品としての価値を高めるような加工を行うことだ。
今回、ポーランドで開発されたのは農家で余った野菜、つまり食べられることなく捨ててしまう廃棄野菜を利用した包装材で、食品を包んだ後は、そのまま堆肥にすることができるし、なんなら食べることもできるという。
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プラスチック製品に代わる地元農家の余った野菜から作られた包装材
ポーランドの科学者やデザイナーなどのエコ専門家たちによるチーム「メイクグローラボ(MakeGrowLab)」が開発した、バイオ・レボリューションな包装材「スコビー(SCOBY)」は、プラスチックゴミ削減の為、従来のプラスチック製包装材に代わるものとして提案された。
使い捨てプラスチック製品に代わる持続可能な解決策を探るべく開発されたスコビー。
「バイオ廃棄物をバイオ素材に」をコンセプトに、地元農家の余った野菜から作られた包装材だ。
これまでのプラスチック製包装材と同じく柔軟性、耐久性、耐水性に優れており、食品を新鮮に保つこともできる。
包装材としてだけでなく肥料あるいは備蓄用食料としての使い方も!
しかし、プラスチック製包装材とはまったく異なるのが、使い終わった後に堆肥として利用できたり、そのまま食品として食べられたりすること。
完全に野菜から作られているため、包装材としてだけでなく肥料あるいは備蓄用食料としての使い方もできるのだ。
その分、使用期間が2年間と定められているが、それにしても従来のプラスチック製包装材とは一線を画すエコな包装材といえるだろう。
例えばニンジンから作られていたらニンジンの味がするのだろうか?それともベジタブルミックス的な感じなのだろうか?一般に普及したら楽しく使えそうな気がするんだ。
References:Instagram / My modern metなど / written by usagi / edited by parumo
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