株式会社パルコ国際交流基金アジアセンターは、2019年7月12日~14日の3日間、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて開催する日本と東南アジアを代表するストリートダンサーの共演「DANCE DANCE ASIA-Crossing the Movements東京公演2019」のプログラム詳細を発表した。

今回の「DANCE DANCE ASIA」は、3T(スリー・ティー/ ベトナム)、Nikiiニッキー/ タイ)、Crazy Rollers(クレイジローラーズ/ 日本)、GANMI(ガンミ/ 日本)、kEnkEnケンケン/ 日本)の振付・演出による5作品を上演。日本および東南アジア6か国(タイ、ラオスマレーシアシンガポールベトナムフィリピン)のアーティストダンサー、そして音楽家の計48名が参加。3TとNikiiのチームは、4月下旬から5月上旬にかけて来日し、1回目のクリエーションが東京で数週間行われた。

演出・振付補佐にKATSUYA(カツヤ/日本)を迎えた3Tのチーム名は「Asia Flavor (アジアフレイバー)」。5名のダンサー全員がBboyの編成で、ブレイクダンスの妙技にコンテンポラリーフレイバーを加えた作品「What if…Just dance(副題:それでも僕はダンスを続けていく)」でダンスへの情熱と周囲との軋轢の狭間でゆれるBboyの苦悩、将来への模索を表現。

3Tはこの作品について
「最高のBboyたちが集まってくれました。僕の母国のベトナムではBboyであることは毎日がハードなのです。職業として認められていなくて、『ダンスで食べていけるのか?』、『いつになったら結婚するんだ?』など、様々な周りの声に囲まれて暮らしているので…。それでも尚、踊り続ける意味、そして、これから進むべき道をステージで、そして客席の皆さんと探っていく作品にしていくつもりです。皆が得意とするブレイクダンスハードなのですが、そこにソフトでスムースな動きをミックスし、手、顔の表情も駆使してストーリーを作っていきます。難しいチャレンジですが、手ごたえを感じています。世界屈指のBboy、KATSUYAが力を貸してくれているので、きっとうまくいくと思います」と述べている。

KATSUYAは3Tと初めてタッグを組む今回のプロジェクトについて
「今まで、色々な振付家の方と組んでいますが、今回は3T自身がBboyなので、Bboyの事を本当によく分かって構成しているな、と感心しました。指示が具体的で分かりやすく、ダンサーたちもBboyならではの新しい見せ方を開拓しようと意欲的に取り組んでいます。僕の役割は3Tのやりたいことと出演するダンサーたちとのバランスを見ながら、アイディアの面白さを生かしつつ、粗削りなところを整えて、お客様に楽しんでいただけるよう作品の完成度を高めていくことだと思っています」と語っている。

一方、Nikii(ニッキー / タイ)がコンドルズのスズキ拓朗(スズキクロウ / 日本)を振付・演出補佐に迎えた作品は、「Inception(発端)」で、副題に「夢のまた夢のまた夢のまた夢…」とあるように様々なスタイルダンサーがそれぞれの夢(やりたいこと)に向かい、困難を乗り越えたり、現実と折り合うため夢を捨てたり…といったストーリーヒューマンビートボックスに乗って繰り広げられる。作品からとったチーム名「The Inception」のメンバーは、マーシャルアーツヒップホップ、コンテンポラリーポップハウスヒューマンビートボックスジャンルも様々で、自分たちの持ち味を余すところなく発揮している。

Nikiiは、
GAMEZ(ゲームズ)以外は皆、初めて仕事をするダンサーたちですが、それぞれが卓越したスタイルを持っている世界的なダンサーなので一緒に仕事ができて本当に嬉しい。特に振付・演出補佐の拓朗は、会った瞬間に気が合うとわかりました。タイでは『お化けにはお化けが見える』という諺がありますが、まさしくそんな感じで、僕の意図していることを上手く吸い上げて、膨らませてくれます。ダンサーの夢、それは踊ること。たった一人でも見てくれる人がいれば、その人の前で踊ります。踊ることでダンサーの夢は叶いますが、夢を叶えるために何をするのか、何を諦めるのか…。今いる世界が夢か現実か、というコンセプトを表現したいです。ちなみに今回の作品は映画「インセプションクリストファー・ノーラン監督・脚本・製作、レオナルド・ディカプリオ/渡辺謙 主演)から着想を得ました」と語っている。

スズキ拓朗は
Nikiiとは、ダンスに正解も不正解もないよね、というところから始まりました。今回のプロジェクトダンスのことをあまり知らない、ダンスをしない一般の人たちに楽しんでもらう作品にするにはどうしたらいいだろうか、ダンサーが一般の人とつながるチャンスをどう作ろうかと話を詰めています。踊る目的を縦軸にして、ドラマダンスで表現していく。夢と現実のギャップをどう乗り越えていくか、これはどんなスーパーダンサーでも抱えているジレンマで、ああ、皆、同じように悩んでいるな、と観客の各々の夢に引き寄せてダンスを身近に感じてもらえるステージにしたいと思っています。各国から集まったダンサーの面々は、本当に個性豊かでオープンで、実は稽古をしていない時間、ただ一緒に食事をしたりお喋りをしたりしているだけでもクリエーションに活かされていくというのも楽しくて。そういったポジティブパワーも作品に活かせると思います」と述べている。

上記2作品に加え、Crazy Rollers (クレイジローラーズ)、GANMI(ガンミ)、kEnkEnケンケン)による3作品が披露されます。「DANCE DANCE ASIA-Crossing the Movements東京公演2019」のチケットは2019年5月19日(日)より発売が開始される。

 6週間のクリエーションによる共同制作2作品 

3T作品

チーム名:Asia Flavor (アジアフレイバー)
作品名:What if…Just dance―それでも僕はダンスを続けていく
振付・演出:3T(スリー・ティー /ベトナム
振付・演出補佐:KATSUYA(カツヤ/日本)
音楽:SNG(シンゴ)from GROOVIN/SLASH
出演:CANCELキャンセル/ベトナムブレイク
Cheno(チノ/タイ)ブレイク
C-Lil(シーリル/ラオスブレイク
GEN ROC(ゲン・ロック/日本)ブレイク
Sakyo(サキョウ/日本)ブレイク

Nikii作品

チーム名:The Inception(ジ・インセプション
作品名:Inception―夢のまた夢のまた夢のまた夢…
振付・演出:Nikii(ニッキー/タイ)
振付・演出補佐:スズキ拓朗(スズキクロウ/日本)
出演:GAMEZ(ゲームズ/タイ) ヒップホップブレイク
KEIN(ケイン/日本)ハウス
MC Buck(エムシー・バック/ベトナムオールスタイル
Topiek SmallBlack(トピエック・スモールブラック/ラオスヒップホップ
VI VIEN(ヴィ・ヴィエン/マレーシアポップ
Wadafu*k(ワダファック/タイ)ヒューマンビートボックス

日本とアジアのスペシャルユニット3作品

Crazy Rollers作品

ユニット名:Crazy Rollers(クレイジローラーズ)
作品名:Non-fiction―ノン・フィクション
振付・演出:Crazy Rollers (クレイジローラーズ/日本)
出演:KITE (カイト/日本) ポップ
FISHBOY(フィッシュボーイ/日本)ポップ
HIRONA (ヒロナ/日本) ヒューマンビートボックス
雅勝 (マサカツ/日本)津軽三味線
MTpop (エムティー・ポップ/ベトナムポップヒップホップロック
Kru Add The Salor (クルー・アド・ザ・サロー/タイ)      タイ伝統吹奏楽器、創作吹奏楽、スン(タイ北部の弦楽器)
Marzipan (マージパン/シンガポール)ポップロック

GANMI作品

ユニット名:GANMI(ガンミ)
作品名:GANMI GAKUEN―ガンミ学園
振付・演出:GANMI(ガンミ/日本)
出演:GANMI(ガンミ/日本)総勢17名
Les Paul Sañez – MVMEANT (レス・ポール・サニェズ – ムーブメント/フィリピン)
ロックハウス、他
Melrein Viado – MVMEANT (メルレイン・ヴィヤド – ムーブメント/フィリピン)
ヒップホップロックハウスポップ
Kyle Collantes – MVMEANT (カイル・コリャンテス – ムーブメント/フィリピン)アーバンダンス

kEnkEn作品

ユニット名:Team kEnkEn
作品名:free-styleフリースタイル
振付・演出:kEnkEnケンケン/日本)
出演:kEnkEnケンケン/日本) ヒップホップ
JUMPEI(ジュンペイ/日本)ヒップホップハウス
Liang(リアング/シンガポール)アーバン、ガールスタイル
RenZ(レンズ/フィリピンストリートダンスジャズ、コンテンポラリー
Te Double Dy(テディ/マレーシア)ワック、ヴォー

DANCE DANCE ASIA–Crossing the Movements 東京公演 2019 開催概要

【公演日程】2019年7月12日(金)~7月14日(日)
【会場】東京芸術劇場 シアターウエスト
【チケット】
一般   3,500円(全席指定・税込)
学生 2,500円(全席指定・税込)[!]大学院生大学生専門学校生・中高生の方対象。当日入場時に学生証をご提示ください。
障がい者手帳割引 2,000円(全席指定・税込) [!]当日入場時に障がい者手帳をご提示ください。
※ご同伴のお子さま割引販売(子ども券 2,000円/3歳以上小学生まで)
※年齢制限:7月12日(金)…3歳未満入場不可
 7月13日(土)・14日(日)計3公演…3歳未満入場可
(膝上鑑賞無料、但し座席が必要な場合は子ども券をご購入ください。)
※営利目的の転売禁止。
※車イスでご来場予定のお客様は、ご購入席番を公演前日までにサンライズプロモーション東京宛にご連絡ください。
【チケット発売開始日】2019年5月19日(日)午前10:00主催・企画

国際交流基金アジアセンター

独立行政法人国際交流基金は全世界を対象に総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関。アジアセンター2014年4月に設置され、ASEAN諸国を中心としたアジアの人々との双方向の交流事業を実施・支援している。日本語教育、芸術・文化、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野での交流や協働を通して、アジアにともに生きる隣人としての共感や共生の意識を育むことを目指している。

 株式会社パルコ

 株式会社パルコが担うエンターテインメント事業は、演劇や音楽、映画、アートの分野で新しいカルチャーを積極的に紹介し、話題性の高い情報発信と付加価値の創造に取り組んでいる。2011年からは新しいエンターテインメントとしてストリートダンス舞台公演、ASTERISK東京ゲゲゲイ、s**t kingz、Shibuya StreetDance Week、また国際交流基金アジアセンターとの共催事業ダンスダンスアジアなど話題の企画を国内外に発信している。

「響きあうアジア2019」について

国際交流基金アジアセンターは、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典として「響きあうアジア2019」を開催。国を超え共に創り上げた舞台芸術、映画から、東南アジア選手による混成サッカーチームASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、“日本語パートナーズ”のシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれた珠玉のイベントの数々を楽しめる機会となっている。この祭典は、国際交流基金アジアセンターがこれまで5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となることでしょう。「響きあうアジア2019」は、東南アジアでも展開予定。