文:リプ斉トン

 サンドボックスゲームでは建築よりも武闘派なリプ斉トンです。今日も地面掘ってますか?
 
 本作『PixARK(ピックアーク)』(以下、『ピックアーク』)は、日本ではスパイク・チュンソフトから発売された『ARK:Survival Evolvedアークサバイバル エボルブド)』を下敷きにしたゲームで、同作の魅力であったサバイバル要素やクラフト要素はそのままに、見事にサンドボックスゲームへと進化したタイトルとなっています。

 そんな本作ならではの魅力や楽しさをご紹介しましょう。


【画像16点】「『ピックスアーク』レビュー。プテラノドンに乗って空を飛び、魔法の杖で敵を倒す。チクチク遊べるサンドボックスゲーム!」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

ARK』のいいところがサンドボックスと見事に融合!

 まず『ARK:Survival Evolvedアークサバイバル エボルブド)』ですが、恐竜が生息する無人島に降り立った主人公が、島内の素材を駆使してさまざまなものを作り、サバイバル生活をするというゲームになっています。


 『ピックアーク』は、『ARK』と同じく恐竜を始めとしたさまざまな生き物が住む島で、サバイバル生活を送るアクションゲーム。『ARK』にあったサバイバル要素やクラフト要素はサンドボックスゲームと相性がいいので、それらの要素が違和感なくピッタリとハマっているなという印象でした。

 プレイヤーキャラクターには、空腹度や喉の渇きといったパラメータがあり、物を食べたり水を飲んだりしないと倒れてしまいます。環境によっては装備品で体温を調節しないといけない場面に遭遇するなど、ほかのサンドボックスゲームと比べるとサバイバル要素が強め。ですが、綿密に数値を管理しないとすぐに死んでしまうというバランスではないので、まったりスローライフ派なアナタも、ストレスなくプレイできるはず。


 ゲームには「最終的にコレをしなさい!」といった決まった目的はなく、建築やクラフティングを楽しんだり、より強い生き物を討伐していったりと、プレイヤーの自由にプレイできます。サンドボックスゲームといえば素材を集めてアイテムを作るクラフト要素がなくてはならないものですが、本作でも、作れるアイテムは多種多様。最初は木製のアイテムしか作れませんが、じょじょに硬い金属を加工できるようになっていくのも、楽しみのひとつですよね。


 本作にはレベル経験値の要素があり、さまざまな行動によってプレイヤー経験値を獲得し、レベルアップレベルが上がると、キャラクターのパラメータに数値を割り振ったり、新しいエングラム(アイテムレシピ)を覚えたりといったことができます。敵を倒したいなら体力や攻撃力を、生き延びたいなら空腹度や喉の渇き度をそれぞれ優先するといったように、人によって成長のさせかたが変わってきそうですね。


エングラムの数は膨大ですが、最初は原始的なレシピから覚えていくことになります。また、重要なエングラムには★マークがついているので、どれから覚えたらいいかわからない場合は、これを目印にすればいいです。親切ですね。


 日々の素材集めやクラフトバトルによって経験値が獲得でき、キャラクター自身も成長していくため、コツコツと積み上げていく感覚をつねに味わっていけるのが本作の魅力。最初は原始的な生活しかできません。しかし、木から銅、そして鉄と扱える素材が増えるごとにできることも増えていき、それによって達成感が味わえるのです。

 さらに、本作独自の要素として、魔法の存在にも注目です。サンドボックスゲームといえばファンタジー要素は薄めな作品が多いですが、本作ではモロに魔法が登場! 杖を作成すると、バシバシッと魔法が使用できます。風を吹かせたり、雷を落としたりと、自由自在です。

 魔法生物との戦いや、魔法を使った狩り、魔法を原動力とした建築物なども登場するのが、『ARK』とは異なる点ですね。


生き物を手懐けよう!

 本作の注目ポイントとして、生息する生き物の多くをテイム(手懐けること)して、ペットにできます。ペットにした生き物は自分の家で飼うほか、冒険に連れていって、いっしょに戦ってもらうことも可能。さらに、ペットサドル(鞍)をつけると、生き物の背に乗って移動することが可能に! 足が速い生き物に乗れば行動範囲が大きく広がる! 翼がある生き物に乗れば、だいたいは空を飛べる!



 ゲーム序盤に行けるエリアでは、空を飛ぶ生き物のひとつであるプテラノドンに遭遇できます。この生き物をテイムしたいところですが、ねむりの矢で気絶させてから餌づけをしなくてはいけないなど、その方法がほかの生き物よりちょっと複雑。苦労して手懐けて空を飛んだときは、とても感動しました! 飛行機を最初に作ったライト兄弟も、こんな気分だったに違いない!


生き物図鑑をコンプリートせよ!

 自分はゲームでは収集癖があり、アイテムなどはコンプリートしないと満足感が得られないタチ。本作にはそういった人も楽しめる、コレクション要素が満載です。

 本作で目指すべき目標のひとつが、島内に生息する生き物を図鑑として集めること。プレイヤーが倒したり、テイムしたり、その他アクションを起こした生き物は、インベントリのハンドブックに記録されていきます。過去の地球に存在した恐竜、哺乳類、魚類から、オリジナルの生物まで、その数は140種類以上! 島のあらゆる場所を探索し、このハンドブックを埋めていくという楽しみもあります。



 また、ポータルというアイテムを作ると、登場する生き物の姿をかたどった石像が並ぶ博物館ワープできます。ハンドブック生き物データが登録されると石像に色がついていくので、すべての石像に色をつけたくなっちゃう。収集癖が刺激されます!


 ちなみに、まだプレイはできていないのですが、オンラインを通じて公式サーバーに接続すると、なんと最大で70人ものプレイヤーと遊ぶことも可能だとか! また、自分がホストプレイヤーになった場合は最大8人でいっしょに遊べるそうです。公式サーバーのほうはなかなかカオスなことになりそう。自分がホストになるほうはフレンドを誘って協力プレイができるようなので、身内だけで遊びたいという人も安心ですね。

 原点である『ARK』の醍醐味と、サンドボックスゲームのおもしろさが見事に融合した『ピックアーク』。じっくりまったり建築を楽しむこともできますし、バッチリ装備を整えてバトルに勤しむような遊びかたもできます。

 冒頭でも書いたように、サバイバル生活をするゲームですが、自分がプレイした感覚では、自生している木の実を食べたり、水辺で定期的に水を飲めばパラメータを維持し続けられたため、それほどきびしいサバイバルを強いられるわけではなさそう。自分はクラフト要素をじっくり楽しみたいんだけどなぁという人も、気にせずプレイできると思います。ちなみに、シングルプレイではゲームを始める際に自分でバランスを調整できるので、きびしめに設定すると、自然の過酷さをより体験できるかもしれません。

 操作に難しい要素はなく、サンドボックスゲームの入門作としてもオススメできるタイトルです。『ARK』のファンにも! サンドボックスゲームファンにも! まだ見ぬビギナーさんも! みんなでいっしょに楽しもう『ピックアーク』!






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※『PixARK(ピックアーク)』の画面はプレイステーション4版の開発中のものです。