来年2020年に原作漫画の連載開始から50年を迎える、国民的人気キャラクタードラえもん1980年に初めて公開された映画シリーズも、次回でついに40作品目になるという。そんな記念すべき最新作のタイトルが『映画ドラえもん のび太の新恐竜』に決定!チラシビジュアルと特報が到着した。

【画像を見る】1980年から始まった「映画ドラえもん」シリーズは全40作品!ポスターをイッキ見

本作は『映画ドラえもん のび太の宝島』(18)で「映画ドラえもん」シリーズ史上最高興行収入53.7億という大ヒットを打ち立てた監督、今井一暁と脚本、川村元気のコンビが手掛ける。物語はのび太が愛らしい双子の恐竜、キューミューに出会うことで始まる。これまでに映画第1作目となる『映画ドラえもん のび太の恐竜』(80)という、同じく恐竜を題材にした作品があったが、全く異なるオリジナルストーリーとのこと。特報は大迫力の恐竜大行進に始まり、双子の恐竜キューミューが卵から孵化し、ドラえもんのび太に出会うシーンで締めくくられる。同じく公開されたビジュアルはまさにその瞬間を切り取り、これから始まる新しいドラマに期待を抱かせる印象的なビジュアルとなっている。

また、特報映像は7月12日(金)より全国の劇場で公開されるのに先駆けての解禁となる。さらに、7月5日(金)19時放送のアニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系列)にて、どこよりも早く90秒の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』特別映像が放送!ぜひともチェックしてほしい。

これまで公開された39作品累計で1億2448万人の入場人員を記録している「映画ドラえもん」シリーズ。その記念作ともなれば、これまで以上の傑作を期待せざるをえない。新しい恐竜とのび太の物語の続報を待とう!公開は2020年3月を予定している。

●今井一暁監督

ドラえもん生誕50周年、さらに、オリンピックイヤーという特別な年に、映画ドラえもんを監督することに、大きなプレッシャーと共に感謝を感じております。今回のテーマは『恐竜』。恐竜といえば、劇場版第1作『のび太の恐竜』。そして、2006年『のび太の恐竜2006』があります。個人的な話ですが、『のび太の恐竜2006』を監督された渡辺歩さんは、僕が尊敬し、憧れてやまない監督です。そんなピークが眼前にそびえる前で、はるかな道のりに立ちくらみながらも、登るならこれ以上の山はないという思いでいます。脚本は『のび太の宝島』から引き続き川村元気さん。まったく新しい、現在語るべき恐竜の物語が、そこにはありました。この物語を、多くの子どもたち、多くの大人たちに届けたい。はるか頂上を目指して登るのみです。この『のび太の新恐竜』という作品を生み出すために。

川村元気(脚本)

のび太の宝島』が公開した後、藤子プロさんから再び脚本のお話を頂きました。ドラえもんの記念すべき「50周年作品」であり、テーマが「恐竜」とお聞きして正直怯みました。「恐竜」を新しく描くにあたって、拠り所にしたのが藤子・F・不二雄先生が、『のび太の恐竜』を書いた時の気持ちです。あの物語は「日本にも恐竜がいた」と知った時の感動から始まっていると聞きました。あれから40年が経ち、恐竜の学説も日々進化しています。その進化の先にある恐竜の物語を描きたいと思い、恐竜研究者や博物館、化石採掘場などを巡り取材を重ねました。そこで発見し、感動したことが『のび太の新恐竜』の基礎となっています。2020年、多様性が叫ばれる中、それが綺麗事ではなく、人類の進化への歩みであることを語りたい。他と違う、欠点だらけに見える弱い少年・のび太と、ちいさな新恐竜が、進化・成長への第一歩を踏み出す。そのことの尊さと、紛れもない真実を『のび太の宝島』を素晴らしい作品に仕上げていただいた今井監督とともに、この映画で語れたらと願っています。(Movie Walker・文/編集部)

記念すべきドラえもん50周年記念作品の新情報が解禁