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 まるで天変地異かと思うような異常気象が観測されたようだ。メキシコの第2の都市といわれるハリスコ州のグアダラハラで、夏のこの時期に大量の雹(ひょう)が降り、あたり一面は真冬のような光景と化した。

 大きな氷の粒は、瞬時に外気温を下げ、あっという間に道路に降り積もった。その深さは1.5メートルを超えるところもあり、多くの車が埋もれ、住民の外出もままならない事態となった。

 1日で夏が冬に一変するというこの異常現象は気候変動が原因ではと推測されており、これほどまでの大量の雹に専門家も驚きを隠せなかったようだ。

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夏が一変して冬に。大量に積もった雹で車が立ち往生

 ハリスコ州グアダラハラで現地時間6月30日の未明、大量の雹が降った。

 この時期、グアダラハラの外気温は31~32度で、北部では37度に達することもある。しかしこの日は20度近くも気温が急低下。雹はグアダラハラ全域に降り積もり、多いところで1.5メートルの深さにまで達したという。

 この異常気象は住民をおおいに驚かせた。降り積もった雹のせいで外出が困難になり、車を運転していたドライバーたちは、突然降り積もった雹で道路がブロックされ、道路の真ん中で車ごと埋もれて立ち往生したり、雹の濁流に押し流されたりする事態になってしまった。


 この雹の嵐により、200近くの民家やオフィスが被害を受けた。現在、メキシコ当局では軍の助けを借りて、道路に積もった雹を除去する作業を行っている。

 また、被害を受けたとされる建物は地元消防局が確認中であり、市は対応に追われているが、現時点では死者は出ていないようだ。


気候変動が原因か?


 雹は、過冷却された水滴と衝突することによって発生する。空気中で落下して表面が融解し、再び強い上昇気流で雲の上部に吹き上げられ、融解した表面が凍結する。この繰り返しの過程で、他の氷晶や過冷却の水滴などが付着し、粒は次第に大きくなる。

 雷雨の上昇気流が氷の重さを支えられなくなったり、上昇気流が弱まったりすると、雹が落ちる。上昇気流が強くなればなるほど雹の粒が大きくなる可能性があるという。


 メキシコの気象局は、この週末に強い雨がグアダラハラを襲うと警告を発していたがまさか大量の雹が降るとは思っていなかったようだ。。

 ハリスコ州では、雹が降るということ自体は珍しいことではないそうだが、夏の真っただ中にこのような極端な自然現象を受けたことは、専門家でさえも驚きだったようで、気候変動が原因ではと推測されている。


Freak hail storm strikes Mexican city of Guadalajara
References:geek.comなど / written by Scarlet / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52276624.html
 

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