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数多くの映画やドラマに出演し、冷徹なエリート役などで存在感を放っている俳優・小木茂光。かつて哀川翔や柳葉敏郎も参加した男性路上パフォーマンス集団「一世風靡セピア」のリーダーだったことでも知られる小木が、現在放送中のCMで風変りな役「きのこおじさん」を演じている。木の幹から顔だけを出した「きのこおじさん」と素朴な少年のやりとりが実にシュールなのだ。

虫取り網と虫かごを持って林にやってきた坊主頭の少年が、きのこおじさんと出会う。きのこおじさんは木の幹から顔を露出させているが、よく見るとその幹にはいろいろな種類のきのこが生えている。CM「きのこおじさん夏カレー篇」では、少年が「おじさんって男の子?」と聞くと、きのこおじさんは目を閉じて「きのこ」と静かに答える。「つまんない」と返す少年にきのこおじさんは「辛口だね」とつぶやく。またCM「きのこおじさん冷やし中華篇」では、「おじさん、そこで何してるの?」と尋ねる少年にきのこおじさんは「考えてる。きのこの気持ち」と答え、少年は言葉を失う。

何ともシュールでインパクトのあるきのこおじさんの動画はTVCM以外にもあり、スペシャルWEBムービー『きのこおじさん 第1話』が公開されている。ここでは少年がきのこおじさんを見せようと林に警察官を連れてくる。警察官はきのこおじさんを見るなり「あららららららら…どうなってんの、これ?」とどこかのんきなムードを漂わせながらも驚く。「おじさん、お名前いいですか?」と名前を尋ねた警察官に「きのこ」と教えたきのこおじさん。「それは名字? 名前?」と聞き返した警察官に「きのこ」としか答えないきのこおじさんに、警察官も「やばいぞ」と少し危機感を持ったようだ。警察官が「ここ立ち入り禁止(きんし)だから」と注意すると、きのこおじさんは「菌糸(きんし)じゃなくて胞子です」とダジャレ交じりで言い返すのだ。いくつかのやりとりの後、業を煮やした警察官は無理矢理おじさんの顔を引っ張り出そうとするが…。

このスペシャルWEBムービーでは「素意(そい)やー!」と小木が叫ぶ場面があり、一世風靡セピアを思い出させる。小木が6月26日にツイッターで「キノコおじさん お楽しみくださいませ。」とつぶやくと、「やっぱりあれ小木さんだったんですね 最高です!!」「けっこう…衝撃的でした …そ、素意や」「ま、まさかここで!?の『素意やー!』でした(笑)」「きのこまでやっちゃう小木さんいいですね」「令和元年、ショッキングな展開に、今宵は眠れそうにありません!」などの反響があった。

このきのこおじさんの特設ページ(https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinoko-ojisan/)には、さまざまなコンテンツが用意されている。誰でもきのこおじさんになれる「きのこおじさん顔ハメフレーム動画」や、少年がおじさんに会った思い出を書いた「僕の夏休み絵日記」、おじさんの素の顔が見られそうな「きのこおじさんNGカット集」などを楽しめる。さらにツイッターできのこおじさんの気持ちになって一言ツイートすると「虫取り網、クワガタ、カゴのセット」や「おじさんの木に生えていたきのこ」が抽選で当たる。他にも「きのこおじさん特大パネル」「おじさんを攻撃したクワガタ」「おじさんの森で見つけた 森の枝」など不思議な賞品が当たるキャンペーンも実施中だ。賞品が当たったら、きのこおじさんの独特な世界にどっぷり浸かってみるといいだろう。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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