フェリックスは10代として歴代2位の高額移籍 ロドリマンC史上最高額の移籍金

 スペイン1部のアトレチコ・マドリードは、ベンフィカからポルトガル代表FWジョアンフェリックスを7年契約で獲得したと発表した。

 2018-19シーズンにトップチーム入りを果たした19歳の新星は、リーグ第2節ボアヴィスタ戦(2-0)でデビューすると、続く第3節のスポルティングCP戦(1-1)で初ゴールをマーク。第16節リオ・アヴェ戦(4-2)で2得点を決めて以降はスタメンに定着し、シーズン15得点7アシスト、4月にはUEFAヨーロッパリーグ準々決勝のフランクフルトドイツ)との第1戦で、史上最年少(19歳153日)ハットトリックを達成した。

 大ブレイクを果たした新星は、たちまちヨーロッパ中のビッグクラブが狙う超人気銘柄となったが、争奪戦を制したのはアトレチコ・マドリードだった。その移籍金は1億2600万ユーロ(約153億円)で、今夏の移籍市場ではトップの金額であり、10代の選手としてはモナコからパリ・サンジェルマンPSG)へ1億3500万ユーロ(約164億円)で移籍したフランス代表FWキリアン・ムバッペに次ぐ歴代2位となった。

 一方、そのアトレチコからプレミアリーグ王者マンチェスター・シティに移籍したのが、スペイン代表MFロドリだ。23歳のセントラルMFは、190センチを超える身長ながら足もとの技術に長けており、安定感のあるゲームコントロールを見せることから、スペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツと比較される逸材だ。ジョゼップ・グアルディオラ監督もその才能を高く評価し、クラブ史上最高額となる7000万ユーロ(約85億円)の契約解除金が支払われたようだ。

 また、スペイン1部のセビージャは、フランス1部ボルドーに所属するU-20フランス代表DFジュール・クンデを5年契約で獲得したと発表した。移籍金は2500万ユーロ(約30億円)でクラブ史上最高額となっている。

【その他、4日の主な移籍動向】
イングランドプレミアリーグ
マンチェスター・シティ
DF アンヘリーノ PSVオランダ1部)から完全移籍

レスター
FW アジョゼ・ペレス ニューカッスルから完全移籍

シェフィールド・ユナイテッド
MF ルーク・フリーマン QPR(英2部チャンピオンシップ)から完全移籍

ドイツブンデスリーガ
フランクフルト
DF エリックドゥルム ハダースフィールド(英2部チャンピオンシップ)から完全移籍

スペインラ・リーガ
アトレチコ・マドリード
MF エクトル・エレーラ ポルトポルトガル1部)退団後、フリートランスファーで加入

セビージャ
FW ルーカスオカンポス マルセイユフランス1部)から完全移籍

ビジャレアル
DF ラウール・アルビオル ナポリイタリア1部)から完全移籍

イタリアセリエA
ユベントス
GK ジャンルイジ・ブッフォン PSGフランス1部)退団後、フリートランスファーで加入(Football ZONE web編集部)

(左から)MFロドリ、FWフェリックス【写真:Getty Images】