ベニテス氏の大連一方監督就任で武藤にニューカッスル退団の可能性が浮上か

 昨夏ニューカッスルに移籍した日本代表FW武藤嘉紀は、加入1年目で厳しいシーズンを過ごすことになった。獲得時の指揮官であるラファエル・ベニテス氏は大連一方の監督に就任したが、英メディア「HITC」は「中国入りしたベニテスと合流する可能性のあるニューカッスルの選手たち」と見出しを打って報じ、武藤もそこに名を連ねている。

 武藤は昨季、マインツからニューカッスルへと移籍。念願のプレミア参戦を果たしたが、加入1年目はリーグ戦17試合出場でわずか1ゴールと、不本意なシーズンを過ごすことになった。記事では、ベニテス監督が中国へと活躍の場を移したことで、同監督が獲得を望んだ武藤も後に続く可能性があることを指摘している。

「武藤とのサインはまだ有効なものとは言えない状況だ。武藤はJ1でプレーしていた際、アジアでの経験値を積んだ。タインサイドイングランド北東部)での最初のシーズンで苦戦を強いられたことを踏まえると、クラブとの決別が実現しても誰も驚かないだろう。キャリアを通して、イングランドドイツ、日本でプレーしたが、中国でプレーすることはまた違った経験となるだろう。彼は、異なるタイプのリーグで戦うことに順応できる選手だ」

 武藤の他にも、パラグアイ代表MFミゲルアルミロン、ガーナ代表MFクリスティアン・アツの名が挙げられているが、武藤は新シーズンをニューカッスルで迎えるのか、それとも新たなユニフォームを着て戦うことになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

日本代表FW武藤嘉紀(左)と大連一方のベニテス監督【写真:Getty Images】