割れる腹筋、盛り上がる上腕二頭筋。トップアスリートやボディビルダーに匹敵する肉体美を、コスプレに捧げる人々がいる。その名も「肉体造形部」。コスプレイベントで顔を合わせたことをきっかけに集まるようになり、現在ではステージの上でパフォーマンスを見せることもある。NHKみんなで筋肉体操」にもゲスト出演を果たすこのチーム、衣装でキャラクターに近づくのではなく、己の肉体をキャラクターに寄せていくのだという。日本人初のビキニプロでもあるメンバーMIHARUは「コスプレ好きのオタクが筋肉で惹かれ合った」と、チーム結成当時の思い出を語った。

 コスプレといえば、自分のなりたいキャラクターの衣装を作ったり、購入したりするのが一般的。だが、この肉体造形部の面々は、本人がいかに体ごとキャラクターになりきれるかを目指す。健康美・肉体美を競う「ビキニ」競技のプロであるMIHARUは、コスプレ好きが高じて、キャラクター表現の幅を広げようと、学生時代に筋トレを開始。その魅力に取りつかれ、本格的な競技者にまでなってしまった。「コスプレというのは、キャラクターが好きで、なりきるというのが大前提。キャラの特徴を、自分を通して伝えていくものです。我々は名前のとおり、肉体をキャラに寄せていくところからやっています。肉体を寄せ、動きを寄せていきます」と説明した。

 同じ衣装を着たとしても、その下にある肉体が違えば、見た目はまるで変わってくる。動作を伴うステージともなれば、忠実に動き方を再現しようとするほど、トレーニングも必要になる。「ポージングの練習もします。格闘ゲームであれば、技の出し方や動きに個性があるので。そういうのを意識してポージングします。私はストリートファイターシリーズキャミィをやるのが楽しいのですが、隠すところがない分、肉体でいかに表現するかなんですよね」と、ボディラインがはっきりと出るキャラクターだからこそ、よりやりがいもある。

 ビキニプロとして、競技者の指導も行うMIHARUによれば、コスプレイヤーとして魅せるために必要なポイントは姿勢だという。「しっかり正しい姿勢にするのが、まずは一番大切です。どうしても猫背になっちゃう人が多いですけど、そうすると弱いとか性格が悪いキャラクターみたいになっちゃうので(苦笑)」。アニメメインキャラクターとなれば、すっとした姿勢で立っているのが普通。そこを意識するだけで、ポーズもグッと変わるという。

 ちなみにMIHARUが注目する夏アニメがある。7月3日から放送開始となった「ダンベル何キロ持てる?」だ。女子高生ダイエットのために筋トレを始める話だが、リアル筋肉女子としては興味津々だ。「最近、ジムで筋トレする女子高生がいるんですよ。私が学生のころ、ジムに行った時にはいませんでしたからね。それが漫画やアニメになる時代になったというのは、私自身すごい喜びです!」と目を輝かせた。MIHARUトレーニングウェアに身を包みジムに姿を見せれば、それはすでに「ダンベル何キロ持てる?」のこれ以上ないコスプレになっているかもしれない。

ビキニ競技

 女性ボディビルダーによる競技の中でも、女性らしい美しさを競う部門。筋肉、バストヒップも含め、髪型からメイクまでトータルの美を追求するもの。衣装ではツーピースV型水着やハイヒール着用などのルールがある。体のバランスや形、適度な筋肉の発達、セパレーション、筋量などが審査基準のため、筋肉は大き過ぎてもいけない。

ダンベル何キロ持てる?

 コミックアプリマンガワン」(小学館)にて連載されている漫画のアニメ作品。「ケンガンアシュラ」のサンドビッチ・ヤバ子と、新進気鋭の作家MAAMのコンビが描くJK肉体改造コメディーで、日頃運動不足の人々に贈る筋トレフィットネス知識満載の実践型筋トレTVアニメ

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(C) 2019 サンドビッチ・ヤバ子,MAAM・小学館シルバーマンジム
筋肉男子&女子のコスプレ集団「肉体造形部」とは MIHARU「コスプレ好きのオタクが筋肉で惹かれ合った」