出産前からシングルマザーの筆者は6歳の息子と2人暮らし7年目。

働きながらのいわゆる「ワンオペ育児」で、身近に頼る身内がなく忙しいながらも、その分気楽で気ままな暮らしを楽しんでいます。

7年の子育てで特筆すべき話題はやっぱり「子どもの病気」。

保育園入園直後、いきなりもらったロタウイルス

1歳の4月、保育園に入園。職場復帰は2週間の慣らし保育を終える4月半ばを予定していました。

それまで病気1つしなかった息子。慣らし保育最終日の夜、つまり職場復帰の前夜、枕元で派手に嘔吐し、さらに白い下痢をしました・・・。

翌日小児科に連れて行くと診断はロタウイルス感染症。

高いお金を払ってロタウイルスのワクチンを接種していたのに。接種していなかったら症状はもっと重かったのかもしれません。

最初の晩は1時間おきに嘔吐と下痢。そのたびに、お尻をお風呂で洗う→汚れた服やシーツを洗う→抱っこで寝かしつける、を繰り返し、一睡もできないまま夜が明けました。

保育園には行けません。職場復帰当日の朝、職場に欠勤の連絡をしなければなりませんでした。

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病気の子の預け先が本当にない

筆者の住む自治体には公的な病児保育がないので、入園の4カ月前に民間の病児保育シッターの入会申請をしていました。

しかし入会希望が多く入会待ちが発生しており、ロタウイルス騒ぎの時点で筆者はまだ入会できていませんでした。

病気の子を預かってくれるところは他にありません。これこそ、ワンオペ育児のつらいところです。

仕事を休む時、次にいつ出勤するかを約束することはできません。子どもの症状次第です。クビになっても文句は言えないと思いました。

職場復帰当日にいきなり欠勤するなんて、果たして自分はこの先本当に子どもを抱えて仕事ができるのか。子どもと2人で路頭に迷うんじゃないか。不安と絶望で泣けました。

その後病児保育シッターサービスに入会できたのは6月。入会申請から半年が経過していました。

ですが入会できた後も、子どもの病状が重いときに病児保育に預けるのは気が引けるもの。

子どもの病状が落ち着いてきたけれど、保育園に預けることはまだできない」という状態の時にだけ、病児保育シッターを頼っています。

ロタが治って職場復帰するも、保育園から呼び出し電話

ロタウイルスの下痢がおさまるまで5日かかりました。予定から1週間遅れてやっと職場復帰したのも束の間、その数日後・・・来ました、職場に保育園からの電話「38度のお熱です」。

今度はアデノウイルスの診断。治るまで4日かかりました。

こんな感じでしたから、4月はほとんど保育園に行けませんでした。「保育園に入ったとたん病気をもらう」とは聞いていましたがここまでとは、まさに想像以上です。

保育園からの呼び出し電話のペース

入園1年目は、少なくとも月1回は職場に保育園から「お熱です」の呼び出し電話がありました。

1年間合計で14回です。病気をもらうとそのたびに3~5日登園できず、仕事も休むことになります。

1年目に病気を重ねた分強くなり、呼び出し電話のペースは減っていきました。入園2年目は5回、3年目は3回、4年目は1回、5年目の年長組の時は0回!

年長組で皆勤して病気の悩みは乗り切ったかと思ったとたん、小学校入学直後に発熱しましたが・・・。

個人差が大きいことですが、周囲を見ると我が家の呼び出し電話のペースは平均的か、やや少なめといった印象でした。

地獄の共倒れ

病気の子どもの世話をしていると、高確率で親も感染します。子どもを産むまでめったに発熱しなかった筆者ですが何度もやられました。

感染性胃腸炎、マイコプラズマ肺炎、手足口病など。40度の高熱や立ち上がれないほどの嘔吐下痢。

ワンオペ育児ですから、自分に40度の熱があっても、子どもおむつは替えなくちゃいけないし、病院に連れて行かなくちゃいけないし、お風呂や食事の世話もしなくちゃいけないし、病気の子どもが食べられるものは限られるので適当な出前という訳にもいきません。

家の中に食料が無くなれば、ヨロヨロしながら子どもを抱っこして買い物に行かなくちゃいけない。

子どもの嘔吐物を片付けながら自分も嘔吐する姿は、もう地獄絵図

吐き気をもよおしながら、足元で子どもにしがみつかれながら、納期の迫った仕事をこなしたこともありました。

経験して初めて見えたお母さんたちの苦労

働くお母さんたちは「いつ発熱するかわからない爆弾」を抱えているようなものです。

大事な会議の予定などは本当にプレッシャーです。「その日だけは体調を崩しませんように」と祈るしかありません。元気一杯遊んでいた1時間後に高熱を出すのが子どもですから、全然読めません。

子どもが発熱するたび仕事がこなせず職場に謝り、仕事のために子どもに無理をさせては子どもに謝り。

必死に頑張っているのに、各方面に謝ってばかりいるうちに「自分はダメな社会人だ」「ダメな母親だ」と思えてくることも。

経験して初めて見えてくる、世の中のお母さんたちの苦労。ママ友同士で「そうだよね」「お疲れさま」と理解し合えるだけで癒されるものです。

ワンオペ育児の苦労を、もっと社会が広く知ってくれたらいいですね。