GKにはブッフォン自身を選出 中盤にはトッティデル・ピエロピルロらが名を連ねる

 パリ・サンジェルマンPSG)に所属していた元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが、2年ぶりにユベントスに復帰することが発表された。そこでスペイン紙「AS」は、ブッフォンがこれまでにチームメートとして戦った選手のベストイレブンを発表。かつてのレジェンドから現代のスーパースターまで、豪華な顔ぶれが揃った。

 ユベントスで17年間プレーした後にPSGへと移籍することになったブッフォンだが、今回1年間の在籍後に再び古巣のユニフォームを着ることになった。41歳のGKは、これまでパルマユベントスPSG、そしてイタリア代表などで数多くの世界最高と言われてきた選手たちとプレー。チームメートとして共闘したことのある選手で構成されたベストイレブンは、錚々たるメンバーが名を連ねた。

 まずGKは、やはりブッフォン自身を挙げるほかないだろう。UEFAの年間最優秀ベストイレブンに5度選出され、セリエAでは最多の無失点試合記録を持っている。2010年から17年までユベントスのキャプテンを務めたことを考えても、彼以外には考えられない。

 最終ラインはかつてのレジェンドたちが並ぶ。右サイドバックにはパルマユベントスでともに多くのタイトルを獲得した元フランス代表DFリリアン・テュラム、左サイドバックには互いに代表で絶対的な存在だった元イタリア代表DFパオロ・マルディーニが選出。2人のCBには、テュラムと同じくパルマユベントスで共闘した元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ、ライバルのミランの一員として何度も対戦し、代表ではチームメートだった元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタが入った。

 中盤は5枚。ダブルボランチには、ともにユベントスで多くのタイトル獲得に貢献した元イタリア代表MFアンドレア・ピルロと元チェコ代表MFパベル・ネドベドが並んだ。また2列目には2006年ドイツワールドカップ(W杯)の優勝メンバーとなった元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ1998年から2004年までアズーリで共闘していた元イタリア代表FWロベルト・パッジョ、そしてユベントスイタリア代表で多くの栄光の時を過ごした元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが選ばれている。

豪華メンバーのなか、唯一の現役選手としてムバッペが選ばれる

 こんな豪華な顔ぶれが並ぶなか、最前線に入ったのは唯一の現役選手。ユベントスの元フランス代表FWダビド・トレゼゲらを抑えて、選出されたのはフランス代表FWキリアン・ムバッペだ。昨季のリーグ・アンで29試合33ゴールという驚異的な数字を残した男は、史上最高の選手になる可能性を秘めているということもあって選ばれている。

 11人全員がスーパースターと呼べるブッフォンの歴代チームメートたち。そんな選手たちがいるなかでも圧倒的なリーダーシップでチームを牽引してきたブッフォンは、やはり規格外のスーパースターと言っていいだろう。(Football ZONE web編集部)

同僚ベスト11に入った(左から)デル・ピエロ、ブッフォン、トッティ【写真:Getty Images】