トッテナムへの加入が決定したフランス代表MFタンギ・エンドンベレ(22)が移籍の経緯を説明した。同選手がフランス『レキップ』のインタビューで明かした。

今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドユベントスリバプールパリ・サンジェルマン(PSG)といったビッグクラブからの関心を集めたエンドンベレ。

しかし、最終的には総額7000万ユーロ(約85億円)というクラブ史上最高額の移籍金でリヨンからトッテナムに加入。2025年6月30日までの6年契約にサインした。

トッテナムにとって1年半ぶりの新戦力となったエンドンベレは、同クラブを新天地に選んだ理由に関して説明。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の男気に惚れたことが大きな理由のひとつであると語っている。

トッテナム移籍はとても良い選択だった。僕の興味を惹いたのはプレミアリーグ、そしてイングランドのトップ4のチーム、自分をさらに成長させてくれる素晴らしい監督がいるという点だったんだ。自分の人生における転機が来たと思っている。そこには様々なリスクがあるけど、決めるのは自分なんだ」

「(当初から意中のクラブだった?)そういうわけではなかったよ。ただ、考え抜いた末の選択だったよ。トッテナムには世界最高の監督の1人がいる。そんな素晴らしい監督が自分を望んでくれたら、彼と一緒に働きたいと思うのは自然なことだよ。そういう意味で監督の存在が自分の決断を大きく変えた要因だったと言えるね」

「(ポチェッティーノ監督からどんふうに説得された?)説明するのは難しいけど、彼は人に対する接し方、印象を与える術を知り尽くしていると思う」

「彼は僕の目を見てこう言ったんだ。『私のところに来てほしい。私は自分の手で君を成長させられることを確信している』ってね。実際、トッテナムと契約したいと思ったのはそういった細かい部分だったんだ。自分の中で監督が心から自分を欲してくれていて、自分のことを好んでくれていると実感できたんだ」

サラリーなど待遇面では大きく劣っていたと思われるトッテナムからのオファーだったが、最終的にアルゼンチン指揮官の熱意が22歳の若者の心を動かしたようだ。

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