総務省インターネット投票の導入を検討している在外投票(日本国外に住む日本人の投票)。現行制度では投票するためには在外選挙人名簿への登録が必要で、その手続きの煩雑さから18歳以上の在外邦人およそ100万人のうち、10万人程度しか登録しておらず、直近の選挙では2万人ほどの投票となっています。

 実質的な投票率2%という在外投票。在外邦人にも投票の機会は担保されるべきですが、なぜ98%近くの人が投票しないのでしょうか。まさしく今、カナダに短期留学中のカツキソラさんのレポートをお届けします。

在外投票に必要な書類

在外投票に必要な書類

21歳短期留学中にて選挙難民

こんにちは。空んとこ代表のカツキソラです。
現在は日本の大学を休学してカナダ留学をしています。

令和元年7月21日に第25回参議院議員選挙があるということで、カナダにいながら投票ができる方法を調べました。

まず初めに現在の私の状況です。

年齢:21
留学期間:令和元年5月上旬~令和2年1月上旬(約8カ月)
留学先:カナダブリティッシュコロンビア
転出届:未提出
在留届:提出済み
在外選挙人名簿:未登録

果たして、私は投票することができるのでしょうか!
住所管轄の市町村の選挙管理委員会(以下、選管)に問い合わせてみました。

私「在外選挙人名簿登録をしないで投票はできますか?」
選管「できないですね」

あっさり答えが出てしまって悲しいです。
でもでもなんとかして選挙権行使したい!

私「帰国しなくても在外選挙人名簿登録をすれば投票はできますよね!」
選管「できますけど、今回の場合は公示日に間に合わないのでできないですね。また、海外滞在が3カ月未満ですと申請はできても承認はされません」

で き な か っ た。

私「他に方法は…不在者投票の応用編とか…」
選管「応用編?…帰国してください」

抜 け 道 も な か っ た。

以上より、今回は投票できないことが発覚しました。
帰国するくらいなら個人献金するもん!

しかし、どうやら海外にいても投票できる在外選挙人名簿登録が、転出届の提出と一緒にできるようになったのは2018年からだそう。
これでも便利になった方なんですね…令和の制度改正がどんどん進むといいですね。

とはいえ、これで終わるのは癪なので、選挙まで時間の余裕がある際の代理人による在外選挙人名簿登録の仕方を調べてみました。

1.区役所で転出手続き(日本にいる代理人)
2.区役所の選挙管理委員会に行き、在外選挙人申請
【必要なもの】
・申請者本人の顔写真付きの身分証等
・代理人の本人確認書類
・本人自筆の申請書
・委任状
※東京→バンクーバーに必要書類を郵送するためにかかる日数と金額(日本郵便株式会社Webサイトより)
・国際スピード郵便…3日、2000円
・船便…2カ月前後、90円
3.オンラインで在留届提出

★在外選挙人登録申請完了★

【注意点】
・公示日までに登録完了しなければならない
 参院選の公示日は7月4日だから、今回はもう間に合わない(6月26日時点)
・国政選挙のみ海外での投票可能
・不在者投票は国内のみ、代理人不可

うーん…時間と手間がかかる上、国政選挙にしか対応してないとなると今後も申請しないだろうなぁ。

カツキソラさん

カナダに短期留学中のカツキソラさん

とはいえ、できないものは仕方ありません!
第25回参院選、在外選挙人名簿申請が間に合わなかった私のような留学生と、3カ月未満の海外滞在でそもそも名簿登録が不可能な留学生と、公示日から投票日の間に海外にいる方は選挙難民として元気に生きていこう!

ネット投票をなんとか解禁してください!!!

在外投票に必要な書類