鹿児島の夏を彩る祇園祭「おぎおんさぁ」が7月20日(土)、21日(日)の2日間、鹿児島市の中央公園、天文館電車通り一帯で開催される。

【写真を見る】「おぎおんさぁ」ならではの祇園傘・大鉾の妙技は見物のひとつ

「おぎおんさぁ」は、悪疫退散、商売繁昌を祈願して、古く江戸時代から行われている伝統的な祇園祭で、宵祭と本祭の2日間に渡って開催され、夏の風物詩として鹿児島の人々に長年親しまれている祭りだ。また、鹿児島の3大祭りと言われた諏訪神社の諏訪祭、稲荷神社の流鏑馬、八坂神社の祗園祭の中で、現在唯一残っている貴重なお祭りでもある。

本祭のご神幸行列は、鹿児島市一番の繁華街・天文館を中心に、総勢3,000人の行列が約2.5kmの道のりを、古式ゆかしく、そして賑やかに練り歩き「おぎおんさぁ」ならではの壮観・荘厳な雰囲気が楽しめる。全国各地の祇園祭と比べ、鹿児島の祇園傘・大鉾の妙技や、桶を頭上に載せた十二戴女があり、鹿児島市指定無形民俗文化財に指定されてもいる。

総勢約3,000人の行列が賑やかに練り歩く姿はまさに圧巻。祗園傘・大鉾の妙技と十二戴女、さらに男神輿6基・女神輿4基の計10基の大人神輿が練り歩くので、見所も満載だ。

鹿児島夏の風物詩となっている「おぎおんさぁ」にでかけて、古式ゆかしい時代に思いをはせて鹿児島の夏を満喫しよう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

十二単衣の祇園官女がゆかしい風情で搭乗する御所車