webサイト「ザテレビジョン」では、7月7日の「視聴熱(※)」ドラマ デイリーランキングを発表した。

【写真を見る】神回と絶賛された「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」が第1位!

1位「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(毎週日曜夜8:00-8:45NHK総合)28358pt

7月7日に第26回「明日なき暴走」を放送。同回の演出を担当した大根仁監督は、放送前に自身のTwitterで「はっきり言って自信作です。自己評価は10年に一本作れるか作れないかレベルです」とつづっており、期待される中での放送となった。

アムステルダム大会が迫り、田畑政治(阿部サダヲ)は記者人脈をいかし、政界の大物、高橋是清(萩原健一)に選手派遣のための資金援助を直談判する。そして、アムステルダム大会が開幕。女子陸上が正式種目になり、国内予選を席巻した人見絹江(菅原小春)は、期待された100メートルで惨敗する。

その身体能力に対し、“化け物”と中傷されてきた人見。日本人女性初のオリンピック出場というプレッシャーと、女子選手が1人だけという孤独に押しつぶされてしまった人見は、「男は負けても帰れるでしょう。でも女は帰れません。負けたらやっぱり女はダメだ、男のまねして走っても役に立たないと笑われます。日本の女子選手全員の希望が…夢が…私のせいで絶たれてしまう」と、800メートルの出走を懇願する。

経験のない800メートルへの挑戦は「体を壊してしまう」と反対していた第二本体育協会主事・野口(永山絢斗)や男子選手は、その悲痛な叫びに、共に作戦を立て、協力。人見は見事に銀メダルを獲得した。

人見の切なる思いを表現した菅原に、「演技初挑戦とは思えないほどの迫真の演技」と称賛が寄せられた。また、最後にはアムステルダム大会から3年後に人見が24歳で早逝したことがナレーションで語られ、史実ではあるが、本話で描かれた活躍に心揺さぶられた視聴者からは「哀しい」という声も。大根監督が見せた自信どおり、「神回」と絶賛される展開となった。

2位「ノーサイド・ゲーム」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)26342pt

池井戸潤の書き下ろしの新作を原作にしたドラマが、大泉洋主演で7月7日にスタートした。出世の道を断たれたサラリーマンが、低迷するラグビー部とともに再起を目指す。

15分拡大で放送された第1話は、トキワ自動車に勤め、出世頭と目されていた君島(大泉)が、企業買収を推し進めようとする常務・滝川(上川隆也)に対し、反対意見を述べたことから、府中工場の総務部長に飛ばされることに。異動初日、君島はラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーを兼務するよう、命じられる。

かつては強豪だったアストロズだが、現在は成績が低迷し、14億もの巨額赤字を抱えていた。大学時代の経験からラグビー嫌いだった君嶋は、一度は廃部を決意するが、自身の左遷、ラグビー部員たちの思いなどから、アストロズの再起にかけることにする。

部員たちを前に、君嶋が「優勝してアストロズの名をこの国に響かせろ」と長ぜりふで熱く語り掛けるシーンが感動を呼び、今後の展開に期待が寄せられた。

また、この第1話で主題歌がサプライズ発表に。主題歌に決定した米津玄師の新曲「馬と鹿」が大泉の熱演のあとに流れ始めると、「米津さんの新曲!?」「声とメロディーにやられた」など反響が続々と。

放送後、米津は自身のTwitterに「大泉洋さん演じる君嶋が、逆境の中をひとつひとつ進んでいく様をどうにか音楽にできないかと探っていた末にこの曲ができました」と書き込んだ

3位「あなたの番です」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)25961pt

7月7日に第12話を放送。木下(山田真歩)の部屋に踏み込んだ翔太(田中圭)、黒島(西野七瀬)、二階堂(横浜流星)。部屋は事件の資料や凶器などで埋め尽くされていたが、木下はフリーライターであり、住人たちのゴミは書籍のために集めており、資料は事件の真相に迫るためのものだった。

木下が集めたゴミを持ち出して調べ始めた翔太は、そのなかに黒島のゴミとしてあった香典袋に疑念を抱く。黒島は、付き合っていた彼氏が死んだことを明かし、さらにその彼氏から暴力を受けていたこと、明るくなったと言われるのは死んだことで解放されたからだと告白した。

また、黒島が交換殺人ゲームで書いた“早川教授”は、二階堂が同じ大学に通っていたことで実在する人物であることも判明。黒島に関する情報が明らかになったものの、視聴者からは「余計怪しくなってきた」の声も。

そして、袴田吉彦を殺した犯人が、シンイー(金沢美穂)、クオン(井阪郁巳)、イクバル(バルビー)であることが分かった。だが、警察で袴田吉彦殺害の容疑者として絞られたのは、シンイーらの部屋にいる別の男2人。菜奈(原田知世)を殺した証拠がないかと403号室の藤井(片桐仁)のもとを訪れた翔太が、その2人に襲われるというラストだった。

黒島の謎、黒島の香りをかいで何かに気付いた様子の二階堂、翔太のピンチと、ますます見逃せないストーリーに多くの視聴者がくぎづけとなった。

webサイト「ザテレビジョン」の「視聴熱」ページでは、4~10位のランキングやバラエティーランキング、またウィークリーランキングも発表している。

※SNSや独自調査を集計した、今熱い番組を計る新指標(ザテレビジョン

大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」がランキング2位を獲得!