仕事でもプライベートもスマホを使うことが増えました。電車に乗って周りを見渡すと100%の乗客がスマホを使っていることもあります。新聞を縦に折って読んでいる人はほとんど見かけなくなりましたね。スマホだけでなくパソコンでの作業や読書に勉強、料理や洗い物などこれらの行動はすべて首をうつむく姿勢です。こういう姿勢が長く続くと現代病とも言えるストレートネックの原因になりやすいのです。

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1.女性と子どもはなりやすい

ストレートネックは男女を比べるとより女性に多い傾向にあります。それは女性の方が関節がやわらかいことが理由のひとつでしょう。首はいろんな方向に曲げたり回したりできる構造になっています。女性にあごがはずれやすい人が多いのも関節がやわらかいからでしょうか。女性は全体的に関節がやわらかいため、悪い姿勢のクセがつきやすくなります。

また女性と同様に子どものストレートネックにも注意したいものです。特に小学校の低学年から中学生くらいの成長期に当たる子どもは、大人の体つきへと変化するため骨や関節も成長しやすいようにやわらかくなっています。この大切な時期にスマホをやり過ぎてうつむいた姿勢をとっているとストレートネックになりやすいと言えます。

2.病院ではほとんど何もしない

ほとんどの病院ではストレートネックに対して治療をしようとはしません。首のレントゲン写真を撮って「ストレートネックになっていますね」という診断はするけど、それに対する治療やどう生活すればいいのかというアドバイスはありません。ぬり薬やシップで一時は症状が軽減しても再びぶり返すことは目に見えています。

3.正しい癖を付ければ治る

一度ストレートネックになってしまうと治らないんですか?という質問を受けます。

骨の異常は治らないと思い込んでいる人が多いですが、まったくの誤解です。ストレートネックというのは要するに首の関節についた悪いクセみたいなものなので、日々正しいクセを刷り込むことによって誰でも改善可能です。

普段から正しい姿勢を意識して体に覚えこませれば、首が正しいバランスで機能します。それとともに首の正常なカーブが戻ってきます。

4.若いうちに治さないと後々後悔する

 病院に行っても何も治療してくれないといってストレートネックを放置するといずれ必ず後悔します。若ければ若い方が関節もやわらかく効果が高いのです。職業病だからとあきらめず少しでも早く治療を開始することをお勧めします。

[文:JITANBODY 整体院(時短ボディ)]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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