9日は中国地方や近畿北部中心に朝からまとまった雨が降り、鳥取では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が解析されました。午後は東日本でも東海、甲信、北陸を中心に、局地的に激しい雨の降る所があるでしょう。また、西日本も湿った南東風の影響を受ける四国や近畿の太平洋側で激しく降るおそれがありますので、土砂災害や落雷、突風などにお気をつけください。

一方、日本の北からはオホーツク海高気圧の張り出しが続いており、北・東日本の太平洋側には冷たく湿った北東風が流れ込んでいます。東北太平洋側や関東甲信には低温に関する情報が8日に気象庁から発表されており、関東甲信は22日頃にかけて平年より気温の低い日が多く、かなり低くなる可能性もあるとしています。

また、本州付近への太平洋高気圧の張り出しが弱いことや梅雨前線の影響なども加わり、九州や四国にも低温情報が出ています。熱中症のリスクは低くなりますが、農作物の成長に影響が出るおそれがあり、今後の動向に注意が必要です。

気象予報士・佐藤 温子)

7月9日午前11時発表の週間予報