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AUTOCAR JAPAN sponsored by Pioneer
text:Hamasaki Hideaki(浜先秀彰)
photo:Masanobu Ikenohira(池之平昌信)
artwork:Daisuke Ebisu(戎大介)

もくじ

1. この価格帯で、この美しさ
2. 迷わない操作性
3. ズレのない誘導/逆走も警告 ナビ機能
4. サイバーナビのノウハウ エンタメ機能に

1. この価格帯で、この美しさ

カロッツェリアのベストセラーブランド、「楽ナビ」が待望のフルモデルチェンジを行い、ハードウェア、ソフトウェアともに作り直され、新世代へと進化した。それでいながら市場価格は7万5000円〜11万5000円と相変わらず嬉しいコストパフォーマンスの高さを誇っている。

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機能面で1番の注目点は、ディスプレイのクオリティが大幅に向上していること。ラインナップされる6モデルすべてにクラス初採用となる「HDパネル(1280×720pixel)」を搭載したのだ。

一般に使われている「WVGAパネル」に比較すると解像度が2.4倍にまで高められており、その美しさは一目瞭然! まずは実機の色鮮やかな画面表示を見て頂こう。地図上の文字やアイコンまでもクッキリ、滑らかに描かれており視認性は抜群だ。

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その美しさを裏付けるのがハードとソフトの進化。ハード面では、高透過率静電式タッチパネルや高輝度LEDバックライトを組み合わせて高画質を実現。ソフト面では、映像伝送経路をフルデジタル化することで従来比約70倍となる1677万色の色階調表現を生み出し、地図・メニュー画面などの表示をドット単位でチューニングした。

また、左右・上下からディスプレイを見ても、明るさや色の変化に悩まされないし、運転席から見下ろしても見づらさを感じない。日中〜夕暮れ〜夜間など外光の状況が変化してもつねに最良の映像を提供してくれる。

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トヨタ・ハリアーの前面ガラス越しに強い陽射しが入っていた取材当日。
座面近くから「AVIC-RL910」を見上げても、画面は映り込みもなくこんなにクッキリ。

 

また、スマートフォンや市販のブルーレイディスクプレーヤーをHDMI端子で接続すれば、高画質映像を生かして表示。映画やライブビデオなどを存分に楽しめる。

しかし新しい楽ナビの進化はこれだけにとどまらない。試しに指先をディスプレイに伸ばしてみよう。その違いはすぐに分かるはずだ。

2. 迷わない操作性

おすすめモードとは


楽ナビといえば「楽に使えること」もネーミングの由来。カロッツェリアならではの使いやすさを追い求めたのが、文字通り楽ナビの推奨表示である「おすすめモード」。フリックやドラッグに対応するHOMEメニューを採用し、多機能を思いのままに操作することができる。

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・画面の左側:
今使えるAVソースを選べるアクティブセレクターを配置している。取材時はBluetooth®、iPod、USB、FM、MSV/SD、交通情報などが選択項目に。接続していないデバイスは表示されない仕掛けだ。指を上下にドラッグするとダイヤルが回転するようなユニークな動きを行う。

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・画面の中央:
選択しているAVソースの情報(楽曲データ、放送局名、テレビ映像など)を表示。

・画面の右側:
使用頻度が高い目的地検索項目を3つ表示することができる。項目は選択式だ。

このようにデザイン性とコントロール性を両立したほか、従来は2アクションを要した操作が1クリックで済むようになるなど優れたメニューなのだ。

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カンタンモードとは

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一方「カンタンモード」はタッチ操作のみに対応するホームメニューを採用したのが特徴。選択に迷わないよう4項目だけ表示している。さらに地図上の文字が拡大されたり、ガイド音声がよりわかりやすく変更される。ナビを使い慣れない人に向けたものだ。

ひと目でわかる 地図表示

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そして地図表示画面についても見やすさと使いやすさを両立。ショートカットキーを機能的に配置したり、コンビニのマークに営業時間中かどうか、駐車場の有無、駐車施設の入口情報といった情報を加えて、地図を見るだけで把握することができる。

それでは新しい楽ナビ「AVIC-RL910」を搭載したトヨタ・ハリアーで都心部に出て、ナビゲーション機能を実走評価してみよう。

3. ズレのない誘導/逆走も警告 ナビ機能

カロッツェリアといえば充実のナビ機能で高い人気を誇り、最新型の楽ナビも当然ながらヘビーユーザーの期待にも応える仕上がりとなっている。

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測位には6軸3Dハイブリッドセンサーを採用するとともにGPS、グロナス、みちびきなど3種類の衛星受信にも対応し、業界トップレベルの高精度を実現。複数の道路が行き交う都心部で検証してみたが、立体交差、高速道路と一般道が並走する場所などでもつねに正確な自車位置を示す。

しかも2019年春版の最新地図を搭載し、無償(期間は機種により異なる)で最新地図へのバージョンアップが可能だ。

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また、高速道路や有料道路の入口やSA/PAからの出発時に「実際の道路標識を確認し、逆走にご注意ください」と逆走注意の案内を行ったり、走行している道路の最高速度を常時表示するなど、安全と安心を高める新機能も備えている。

もちろん手持ちのスマホをテザリング接続すれば独自の通信機能「スマートループ」も活用OK。全国約70万kmの道路をカバーしたスマートループ渋滞情報によって信頼性の高い渋滞回避ルート探索が行える。

その駐車場 空いてる?

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それだけでなく、駐車場満空情報(タイムズ、三井のリパーク、名鉄協商パーキング)、ガソリンスタンドの価格/セルフ式/24時間営業の情報、天気予報などドライブに役立つ多くのデータを取得できる。一度味わったら手離せなくなる便利な機能が満載だ。

そして楽ナビの4番目の特徴は、パイオニアらしいエンタメ機能の話である。

4. サイバーナビのノウハウ エンタメ機能に

新しい楽ナビは、エンタメ機能ではDVD、地デジBluetooth®オーディオ、SD、USB、HDMIなど多彩なメディアが楽しめ、CDからSDメモリーカードに録音ができるミュージックサーバーも搭載。そのうえ高音質パーツを投入するとともにカロッツェリアのフラッグシップカーナビであるサイバーナビなどで培ったノウハウにより楽ナビ史上最高レベルの「イイ音」も実現している。

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音質のチューニングは、カンタンベース設定に加えて、こだわり派ならタイムアライメント、13バンドグラフィックイコライザーによって自分好みのサウンドセッティングが可能。オプションにはデータを読み込ませるだけで装着車に最適な音響設定ができる「車種専用エキスパートチューニングSD(楽ナビ用)」も用意されている。

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そしてAV系のシステムアップユニットもラインナップ。前席ヘッドレストにスマートな装着ができる9型WVGAディスプレイ搭載のプライベートモニターはハイポジションタイプ(TVM-PW930)とローポジションタイプ(TVM-PW920)の2種類。

今回ご紹介した新しい楽ナビの「プライベートモニターモード」を利用すれば、モニターに接続したHDMI機器の音をリア・スピーカーで再生しながら、楽ナビで再生したAVソースの音声をフロント・スピーカーから聴くことができる。このモードを使えば、前後で別々のソースを楽しめるのだ。

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選べる楽ナビ2019年モデル 8型/7型ワイド/7型

楽ナビ2019年モデルのラインナップは、今回特集した8型大画面搭載ラージサイズボディの「AVIC-RL910」、姉妹モデルの「AVIC-RL710」、7型画面搭載200mmワイドサイズの「AVIC-RW910」「AVIC-RW710」、7型画面搭載2DINサイズの「AVIC-RZ910」「AVIC-RZ710」の6機種が揃う。

910系は最大3年分(2019年9月30日までにMapFanスマートメンバーズに新規入会すると地図バージョンアップ権が最大4年分に延長)、710系は最大1年分の地図バージョンアップ権が付帯する。詳細は、下記製品サイトで確認してほしい。

HD解像度にフル対応した高画質。そしてユーザー目線で使いやすさを追及したインターフェースとナビ機能。フルモデルチェンジされた楽ナビなら、きっとカーナビの新時代を体験できるはずだ。

 


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