俳優の佐藤アツヒロが9日、都内にて行われた主演舞台『ブラック or ホワイト? あなたの上司、訴えます!』の製作発表記者会見に、共演の内博貴や斉藤優里(元乃木坂46)らと共に登壇。会見では、佐藤と内、ジャニーズの先輩後輩が、初対面の印象や、あの先輩からのパワハラ(?)被害までを明かした。

【写真】佐藤アツヒロ&内博貴が“パワハラ”被害告白!?『ブラックorホワイト?あなたの上司、訴えます!』制作発表記者会見の様子

 本作は、とあるリフォーム会社の本社に、地方営業所でのパワハラを告発するメールが届いたことから始まる“お仕事コメディ”。罪を問われたのは主人公・倫太郎(佐藤)にとって憧れだった先輩・久保田所長(羽場裕一)だった。倫太郎は、久保田パワハラ上司ではないことを証明すべく問題の営業所に潜入する。果たして先輩は黒か白か…。

 この日の会見には他に、真琴つばさ、八十田勇一、愛原実花、羽場裕一、藤井清美氏(作・演出)、安孫子正氏(松竹株式会社副社長)も登壇した。

 佐藤と内は、2007年のミュージカル『PLAYZONE’07 Change 2 Chance』以来の共演。内は普段から佐藤を“アツ兄”と呼び慕っているが、「アツ兄に対しては普段から後輩感を前面に出しているので、この作品でも部下役ということで、後輩感を思いっきり出せたらなと思っています」と語った。ちなみにジャニーズの後輩たちからの“アツ兄”呼びは、嵐くらいから浸透してきたそうだ。

 お互いの第一印象について佐藤が「カッコいいなと思いました。うちの事務所はいろんなジャンルの顔があるんですけど、その中で内は“カッコいい系”の顔だと…」というと、内は「僕も本当にカッコいい人だなと思いました。『この人が光GENJIなんだ!』と」と当時の感激を明かし、今の佐藤については「お芝居の話をすると熱くて、僕にはない芝居の考え方、取り組み方など見ててカッコいいなと思います」と尊敬の念を表した。

 また“パワハラ”を題材にした舞台にちなみ「先輩からパワハラを感じたこと」という質問について、佐藤は「僕らの時代はパワハラという言葉がなかったので受け取る側の意識次第。怒られなければわからないこともたくさんあったので」という。内は「僕はパワハラとは受け取らないタイプなんですけど、今思うと…というエピソードでいうと、昔、少年隊の植草(克秀)さんから…」と語り始めた内に、「やめたほうがいいよ、植草くん全部パワハラだもん」と焦る佐藤。構わず内は「引っ越ししたときに、『時計をやるよ』とおっしゃって、賃貸マンションなのにその壁にドリルで穴をあけて時計をつけてもらいました」と、パワハラというより乱暴者エピソードを明かした。

 一方、グループ卒業後初舞台となる斉藤は「(共演者が)すばらしい方たちばかりなので、毎日お稽古で笑っちゃうと思うんですけど、私もそんな大先輩たちを笑わせられるように頑張りたいです」と意気込みを見せていた。

 舞台『ブラック or ホワイト? あなたの上司、訴えます!』は、8月21日~25日に東京・新橋演舞場8月31日9月1日に愛知・御園座、9月5日・6日に北海道・道新ホール、9月13日に石川・北國新聞赤羽ホール、9月14日に富山・南砺市井波総合文化センター メモリアホール、9月16日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

『ブラックorホワイト?あなたの上司、訴えます!』制作発表記者会見にて クランクイン!