真摯に日本語を学ぼうとする姿勢に激励のメッセージが多く届く

 J1サンフレッチェ広島のブラジル人FWパトリックは、自身の公式ツイッターで日本語練習ノートを公開している。以前、日本への帰化を試みた経緯があり、先日には練習ノートの添削をフォロワーに依頼。その勤勉な姿勢に注目と感嘆の声が寄せられていた。そんななか、パトリックは再び練習ノートを公開。今回は動画形式で、より多くの問題の添削を依頼している。

 現在31歳のパトリックは、昨季のJ1リーグ戦で33試合20得点を記録。エースとして申し分のない活躍を披露し、チームの2位躍進を支えた。今季はここまでリーグ戦11試合2得点と苦しんでいるものの、6月25日AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第2戦の鹿島アントラーズ戦(3-2/2戦合計3-3もアウェーゴール数で下回り敗退)では2得点を挙げるなど、徐々に調子を上げてきた。

 5日には日本語練習ノートの写真をアップして“添削”をフォロワーに依頼していたなか、9日に再び自身のツイッターを更新。「みなさんかくにんおねがいします。わたしがんばってます」とのコメントとともに、5ページにわたる練習ノートの動画を公開した。タブレット端末を活用しつつ、真摯に日本語練習に励む姿勢を見せている。

 今回もファンから多くの反響が寄せられており、返信欄では練習ノートの添削だけでなく、「とても成長しているね!」「努力家やなぁ……これだからパト大好き」「パトチャン頑張れ」と激励し、応援するメッセージが多く届けられていた。また、「いつかサムライブルーユニフォームを着てください!」「パトリックが代表選ばれる日を楽しみにしとこう」と日本代表入りを期待する声も根強く、愛すべきキャラクターはファンのハートをガッチリつかんでいるようだ。

 7月6日のJ1第18節セレッソ大阪戦(1-1)でも同点弾となる今季2点目を決めているパトリックピッチ内外での“ハードワーク”は、今後も話題となりそうだ。(Football ZONE web編集部)

サンフレッチェ広島のFWパトリック【写真:Getty Images】