Movie Walkerスタッフが、週末に観てほしい映像作品3本を(独断と偏見で)紹介する連載企画。今回は、7月12日(金)から今週末の公開作品をピックアップ。『トイ・ストーリーシリーズ9年ぶりの新作、フル3DCG の「ポケモン」映画、あの名優の引退作など、バラエティあふれる作品ばかり!

【写真を見る】新キャラクターのフォーキーが騒動を巻き起こす!(『トイ・ストーリー4』)

■ 観賞後にジワジワと押し寄せる人生讃歌トイ・ストーリー4』(7月12日公開)

ま・さ・か、の続編ですよ!…前作『トイ・ストーリー3』(10)で、完璧なエンディングを見せたはずのシリーズが続くなんて。今作では、新しい持ち主ボニーのもとで幸せなセカンドライフを送っていたウッディたちのところに、手作りおもちゃフォーキーが仲間入り。ごみ箱にあった材料からできたフォーキーが頑なに自分をゴミだと思いこんでいることから、ウッディは大冒険に出るハメに。そこで見つけるのが、これまたまさかのボー・ピープの消息の手がかり!?…これは前作のようなわかりやすい感動ではなく、観賞後に咀嚼してジワジワと押し寄せる人生讃歌(おもちゃだけど)。長年、シリーズを観てきた人なら、ラストは胸アツ必至ですよ。(映画ライター・よしひろまさみち)

オリジナル以上の興奮が味わえる『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(7月12日公開)

1998年に公開されたポケモン映画第1作『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』。人工的に作られ兵器としての実験を繰り返されるポケモンミュウツーの苦悩、そして人類への“逆襲”を描き、世界中の子どもたちに衝撃を与えた物語が、シリーズ初のフル3DCGとなって新たにスクリーンへ刻まれる。立体化によってポケモンたちはより生命感を増し、バトルの興奮度は激アツに。一方で、オリジナル版からミュウツー役を続投する市村正親の演技にも磨きがかかる。人間のエゴで生み出されたミュウツーの「私は誰だ」という深淵なる問いかけに、現役&21年前のキッズたちは何を感じるだろうか?(映画ライター・ほそいちえ)

■ 少年のような茶目っ気で魅了する銀幕のスター最後の雄姿『さらば愛しきアウトロー』(7月12日公開)

1960年代からハリウッドの美男スターとして活躍し、近作『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)でもちらりと健在ぶりを示していたロバート・レッドフォード。すでに俳優業引退を表明している彼の最後の主演作、それが『さらば愛しきアウトロー』だ。代表作の『明日に向って撃て!』(69)などで何度もアウトロー役に扮してきたレッドフォードが、1980年代に実在したアウトローを演じる本作は、華々しいキャリアを締めくくるのにふさわしい企画。数えきれないほど銀行襲撃を重ねながらも、拳銃をちらつかせるだけで颯爽と金を奪って姿を眩ます“紳士強盗”を、ユーモアとエレガンスたっぷりに体現する。その演技やストーリー展開に悲壮感は一切なし。80歳を超えた今も少年のような茶目っ気で魅了する銀幕のスター、その雄姿を脳裏に焼きつけたい。(映画ライター・高橋諭治)

週末に映画を観たいけれど、どの作品を選べばいいかわからない…という人は、ぜひこのレビューを参考にお気に入りの1本を見つけてみて!(Movie Walker・構成/トライワークス)

ロバート・レッドフォードの俳優引退作『さらば愛しきアウトロー』