7月12日(金)に放送される、ボクシング村田諒太選手が挑むリマッチマイナビスペシャル 村田諒太ミドル級世界王座奪還へ!~WBA世界ミドル級タイトルマッチ/ロブ・ブラント×村田諒太~」(夜8:00-9:55※延長あり、フジテレビ系)。試合に先立ち、村田選手とロブ・ブラント選手の記者会見が行われた

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同試合は、2018年10月アメリカラスベガスタイトルを失った元WBA世界ミドル級チャンピオンである村田選手が、ブラント選手に挑むリマッチ

記者会見グレーパーカーというラフな格好で登場したブラント選手は、紹介されると立ち上がり、軽く右手を上げてガッツポーズ。対する村田選手は、体重を落とし、精悍(せいかん)な顔つきで頭を下げ微笑むなど、リラックスした様子を見せる。

■ 村田「大事なことはボクシングを通じてどう成長していけるか」

まず、現在の心境を聞かれたブラント選手は、試合へ向けた抱負を、「今日も大変いい気分で、自信を持って会見にも臨んでいます。前回の村田選手との試合で作った記録を破る勢いで頑張りたいと思います」と力強くコメント

一方、前回の敗戦からの期間についての長さについて、村田選手は「あっという間でした。この年になって時間のたつ早さをすごく感じています」と笑顔を見せた。続いて試合については「ボクシング自体がものすごく過酷なスポーツですし、こういう環境をいただけていることをありがたく感じています。その中で絶対結果を残さなければいけない、ということは最低条件ですね。大事なことはボクシングを通じてどう成長していけるか、ということ。その姿を見せたいですね」と語った。

また、ブラント選手が唯一黒星を喫したのはアメリカ以外の国で行われた試合だが、今回の日本での試合に対するイメージについて、ブラント選手は「日本は大変温かく迎えてくれて優しい国だと感じています。日本、アメリカ関係なく、戦う場所はリングの上ということだけは変わらないので、そこで力を発揮するだけです」と語った。

ブラント「大変大きな期待を背負っている」

そして、2人はどんなボクシングを試合では見せてくれるのかという問いに、ブラント選手は「世界チャンピオンとしての試合ですから、大変大きな期待を背負っていると思っています。自分自身も勝つという意気込みでいます。もちろん私がKOされることはないと思いますが、どのような展開になってもいい試合をしたいと思います」と口にした。

一方の村田選手は「今までやってきたこと出すだけです。本当にいいキャンプ、いいトレーニングができたので、それをしっかりリング上で出す、それだけだと思います」とコメント。その準備の具体的な内容については「リングで見せるとしか言えないですね(笑)」と、少しいたずらっぽい笑顔を浮かべるなど終始リラックスした様子だった。

2人のコメントに共通していたのは“エキサイティングでいい試合になる”ということ。ブラント選手は「私にとっては大変エキサイティングな試合になると予想しています。私のカギとなるのは私自身がリングの上で彼の変化にどれだけ合わせていけるか、というところだと思います。私にはその能力を持ち合わせているので心配はしていませんが、いい試合になると思います」と語る。

すると村田選手も「リマッチは難しいところはあると思いますが、トレー二ングをしてきたことを出すことが一番だと思いますし、プレッシャーかけて動く、アウトボクシングするブラントに僕が強いパンチを何発当てるか、だと思いますので期待してほしいです」と応じた。

■ 村田「やじられないような試合をしないといけないですね(笑)

今回は大阪での試合ということで、村田選手は「関西弁で応援されることが多くなると思います。関西のヤジは(阪神)タイガースを見ていてもすごいので、やじられないような試合をしないといけないですね(笑)」と笑わせてくれたが、目の前に置かれたベルトについて聞かれると一転、「必ず取り返す。それだけです」と厳しい顔で言い放った。

また、WBA世界ミドル級タイトルマッチの国歌独唱の担当が、オーストリアウィーン在住でヨーロッパを中心に活躍しているソプラノ歌手の田中彩子に決定。

田中は「今回、村田諒太選手がロブ・ブラント選手に挑戦するWBA世界ミドル級タイトルマッチという、とても光栄な場で日本ならびにアメリカの両国の国歌を歌わせて頂く機会を頂けて、大変うれしく、身が引き締まる思いです。選手の皆さまは試合に向けて想像を絶するような鍛錬を重ねてこられたと思います。どうぞその強い思いとパワーを存分に出し悔いのない満足がいく試合になりますよう、少なからず私も全身全霊、応援の心を込めて歌わせて頂きます」とコメントを寄せた。

続いて、番組のMCを務める中村アン、スペシャルゲスト香川照之からもコメントが寄せられた。

香川照之コメント

それはどんな気分なのだろう?練習を見ても、日頃の言動、試合の解説の言葉をとって聞いても、哲学的にボクシングを突き詰めようとひたすら精進してきた聖なる求道者が、完膚なきまでに敗れた相手に再び挑むというその心の中は、いかばかりのものなのだろう?半世紀前、輪島功一は己を乗り越えた。完敗した柳済斗に嵐の連打で打ち勝った。キーはどこにあるのか?思念的で思慮深い村田諒太――。

この彼の金科玉条を、どこまで捨ててどこまで無心の聖域に踏み込めるか。要塞で組み立て構築してきた高度なストラテジーを脱ぎ捨てて、最前線の戦時下にいる命知らずの軍曹が纏(まと)うライオンハートをむき出しにできるか。すなわち、私は見たことのない村田諒太を見てみたいのである。

今回ばかりは、痛みを伴わねばならない。ブラントを最前線に引きずり出して、一つ一つ武装を解いて、自分も吹き飛びかねないコンボを爆発させねばならない。ロンドン五輪で勝って聞いたその君が代を、当日の試合前に聞く時、この7年の全てを振り返って、心の時限爆弾スイッチを入れてくれ――。

■ 中村アンコメント

いよいよ7月12日は、待ちに待った村田選手のリベンジマッチブラント選手はスピードがあって手強い相手ですが、村田選手が打ち勝って再び世界チャンピオンに返り咲いてくれると信じています。日本中が村田選手を応援しています!当日は私もリングサイドから精一杯応援しますので、頑張ってください!(ザテレビジョン

7月12日(金)に、村田諒太選手が世界王座奪還へ向けたリマッチが放送される