Jリーグは11日、6月度の「2019明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」を発表した。J1ではベガルタ仙台のDFシマオ・マテ、J2では徳島ヴォルティスのMF岩尾憲、J3リーグではロアッソ熊本のFW北村知也が選出された。

同賞はYBCルヴァンカップを除く、各月のリーグ戦を対象に選考委員会による選考の上、最も活躍した選手に与えられる。受賞選手には、クリスタルトロフィーの他、J1選手には30万円、J2選手には20万円、J3選手には10万円が授与される。

シマオ・マテは、6月の全4試合にフル出場。同月の全勝に貢献した。シマオ・マテのコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆DFシマオ・マテ(ベガルタ仙台)
「2019明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVPを受賞し、大変うれしく思います。神さま、チームメート、スタッフ、ファン、サポーターのみなさん、家族に感謝します。まわりの方々の支えがなければ、受賞することはできませんでした。
この賞はクラブに関わるすべての人たち全員の努力の成果だと思います。私たちはさらに強くなれるはずです。力を合わせて、これからも共に戦いましょう。日頃からのみなさんの熱いご声援に感謝いたします。カニマンボ(ありがとうございます)」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
原博実委員
「最終ラインに入り、持ち前の競り合いの強さ、球際の強さ、読みの良さで抜群の存在感でチームの堅守を支えた」

◆柱谷幸一委員
「強靭な身体能力とビルドアップ能力でチームの連勝に貢献した。特にFC東京戦では、ディエゴ・オリヴェイラを抑え込み完封勝利した」

◆北條聡委員
「躍進仙台のブラックホール。敵のエースを丸ごと呑み込み、連勝の大立者に」

岩尾は、6月の全5試合にフル出場先発し、1得点を記録。さらにチームの4勝1分けの無敗に貢献した。岩尾のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆MF岩尾憲(徳島ヴォルティス)
徳島ヴォルティス背番号8番の岩尾憲です。この度、J2リーグ6月の月間MVPに選出していただきありがとうございます」

「生まれてからなかなか賞という賞に恵まれない人生ですので、今回選ばれたことを素直に嬉しく思うと同時にコメントに慣れていないなと実感しています。この賞をいただき、ひとつ自分の自信に変わると思います」

「でも何よりも、点を沢山取る選手じゃない僕が選ばれたということはチームがうまくいっていることを象徴していると思うので、みんなで取った賞だと自負してこれからもチームの勝利の為に全力を尽くしたいと思います」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
原博実委員
「徳島のダイナモ。抜群の運動量、身体を張ったプレーで6月の4連勝の立役者に」

◆柱谷幸一委員
「開幕からフルタイムフル出場。中盤での豊富な運動量とリーダーシップでチームを牽引した。1点差ゲームを勝利に結びつけるゲームコントロールも素晴らしい」

◆北條聡委員
「4連勝を飾った徳島の心臓にして頭脳。危機回避の守り、良質の配球が光った」

北村は6月の5試合で6ゴール。首位争いに貢献している。熊本のコメントと選考委員会による選出理由は次の通り。

◆FW北村知也(ロアッソ熊本)
「今回このような素晴らしい賞を受賞することができ、とても嬉しく思います。しかし、自分1人の力ではなく、仲間との日々の練習や試合での素晴らしいパス、そして、サポーターやファンの皆さんの支えがあったからだと思います」

リーグ終了時に皆さんで喜び合えることが恩返しに繋がると思うので、これからもチームの為に全力で戦っていきたいです」

Jリーグ選考委員会による選考理由】
原博実委員
「身体は大きくないが、ヘディングも強くアグレッシブプレーが持ち味。どんな形からも得点を狙う、観ていて気持ちが良いプレーで活躍した」

◆福西崇史委員
「大事な所で点をとってくれる。シュートのうまさを評価」

◆柱谷幸一委員
「4試合で5ゴール。特に上位対決の群馬戦では、先制されながらも同点、逆転の2ゴールでチームの勝利に貢献した」

◆北條聡委員
「逆転の熊本にこの人あり。4戦5発、うち3発が逆転弾。頼もしき小さな巨人」

◆寺嶋朋也委員
「5月から引き続き、得点を量産中。派手なゴールは少ないが、決定機を冷静に決め切るところに非凡さを感じさせる」

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