こんにちは!元アイドルコラムニストの小川満鈴です。ここ10年くらい、ソシャゲスマホゲーム等)で多額の課金をしてしまい、それを「親が知らなかった」、もしくは「旦那が多額の課金を内緒でしていて、それがきっかけで離婚に~」という話を耳にすることが増えました。根本的に人間は、どうしてこういったゲームに依存し、課金をしてしまうのでしょうか?

人はどうしてソシャゲにハマり、多額の課金をしてしまうのか?

実はその物理的な答えは簡単で、「そもそもそういう風に作られている」からです。開発の事前段階で、どれくらい課金されるかもほぼ完全に計算されています(もちろんライバルの出現等で上手くいかない場合もありますが)。

例えば、回転寿司のレーンの回転する速度は人間工学と統計学で計算し、人間が一番取りやすく、そして「取りたくなる」スピードに調整されています。また、課金ゲームと同じように問題に上がることの多いパチンコパチスロも同じで、キャラクター、光の点滅、音の大きさ、等の依存させる要素が散りばめられていますので、やめられない人が一定数いるのも実はごく「自然」なのです。

その「一定数」とは、どんな傾向の人なのでしょうか? 

これはもちろん十人十色であり一概には言えない部分もありますが、アメリカの超人気番組『ビッグバン セオリー』のある回で紹介されていました。ちなみに、このドラマは究極とも言える「あるある」を角度を変えて織り込んである脚本で構成されていますので、下手なニュースよりも圧倒的に人間の行動学の勉強になります。そのゲーム依存の回ですが、ヒロインである女優を目指している20代前半の女性が、オーディションもなかなか受からず、バイトでも失敗し、彼氏とも上手くいかずドン底の精神状態になってしまうのです。そこに、お隣さんで友達でもあるオタク集団がみんなで楽しそうにオンラインゲームをやっているのを見かけます。それまでの通常の彼女だったらそんなゲームになんか見向きもしなかったのですが、この時はそのゲームに反応します。そして自分のキャラクターを作り、レベルが上がって、お金を得て(ゲーム中で)、イベントをこなし、成長していくゲームに次第に依存していきます。 その依存度はオタクたちでも引いてしまうくらい……。

どういうことかと言いますと、つまり彼女は「現実」で上手くいかない、立場もお金も恋人もいない自分ではない「強く、お金も、イベントもこなすキャラクター」と自分を照らし合わせて現実から「逃避」していたということなのです。これはドラマの話ですが、実際に多額の課金をしてしまっている人にはこの傾向が見られるのも事実です。

そんな自分を客観視できるかが大事

世の中のほとんどは、「気がつけば自分も」でできています。例えば、「あの人はなんでミニカーなんて集めているんだろう(笑)」と思っている人が、気がつけば自分もディズニーグッズを集めていたり……。

人間って、案外自分を客観視できていないんですよね。もしこれができていれば、月に数十万~もの課金をして、そしてそれによって生活が逼迫して、その時間に仕事もしないのでさらに収入はなく、ずっと画面と音だけに集中しているので精神も次第におかしくなってきている自分に「あ!私やばい!」と気がつくはずなんです。

が、前項に書きました、「依存させられていること」と「今の自分が上手くいっていない」「少なくともゲームの中では他の人より優位な立場に、人が持っていないものを!」という心理が自分を客観視することより勝ってしまっているのです。

ここで私がおすすめする自分を客観視する方法は、レコーディングです。簡単に説明いたしますと、レコーディングダイエットでは食べたもの全てカロリー等もメモして、自分がどれくらい何を摂取しているのかを情報として把握します。すると、「反省」ができるようになります。まるでそのメモ帳が重くなったように感じる人もいるらしいです。

これと同じく、どの程度の時間、どれくらい課金をしているのかを自分で改めて確認できるようにしておくのです。これによって、「もしこの4900円があればシャツ買えたよね……でも、私はただの絵のプログラムに使ってしまった……」と理解できるようになります。
後半では、完全にハマってしまっている人を覚めさせる方法や課金ゲームとの付き合い方を書いていきます。

少額だとつい課金してしまう。もしかしたら、依存気味かもしれません……。

ゲーム廃人にならないための、正しいゲームとの付き合い方って?~その2~に続きます

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