出版社 ディスカヴァー・トゥエンティワンが主催、全国の書店員が選ぶ『本のサナギ賞』。既存の小説に物足りなさを感じている「本の虫」の心をつかむ、個性的でクオリティの高い濃密な小説が数多く生まれています!
2014年から始まった、「本のサナギ賞」という文学賞をご存じですか?


本の虫」である書店員が「世に出したい」小説=「本のサナギ」を見つけ、ベストセラーという「蝶」に育て羽ばたかせたい、という思いから生まれた文学賞です。

応募資格はただひとつ、本が大好きな「本の虫」であること。
審査にはもちろん全国の書店員の方々が参加しています。
まさに本の虫の、本の虫による、本の虫のための文学賞なのです。

すでに第4回まで開催されていますが、筋金入りの「本好き」である書店員の方々に選ばれた受賞作品はどれも中身がぎゅっと詰まった、エンターテインメント性の高い小説ばかり。

大賞受賞作品は書籍化・出版されることが決まっていますが、毎回、大賞作品以外にも個性の強さがキラリと光る良作が多く、優秀作品も数多く書籍化されています。


1回大賞受賞のデビュー作が万部のスマッシュヒットに。
歴代受賞作品は軒並みアマゾンレビューで高評価。
第1回大賞作『滔々と紅』2015年2月25日 発売
第1回の大賞受賞作品だった志坂圭氏の「滔々と紅」は、江戸時代の吉原を舞台にひとりの少女が過酷な運命に翻弄されながらも、強く生き抜く姿を描いて話題を呼びました。累計部数6万部を超えるスマッシュヒットになり、次回作が熱望されていましたが、とうとう4年ぶりに書き下ろし「天生(あもう)の狐」が6月にディスカヴァーから出版され、好評を博しています。

また、第1回の優秀賞を受賞した賽助氏の「はるなつふゆと七福神」は、大賞は逃したものの、「平凡なニート女子と個性的な神様たちが織り成す、ゆるぐだな日常を描いたファンタジー」という個性が際立って、書籍化となりました。この一見、風変わりな小説は新しい風を求めていた「本の虫」読者に熱い支持を得て、累計5万部を売り上げ、アマゾンレビューでは4.7という高評価を獲得しています。
『君と夏が、鉄塔の上』2016年7月13日 発売
第1回優秀作『はるなつふゆと七福神』2015年8月26日 発売

そして、昨年発行された賽助氏第2作の「君と夏が、鉄塔の上」は、鉄塔マニアの中学3年生が主人公という、異色の青春小説ですが、10~60代までの幅広い層に支持を得て、やはりアマゾンレビューで高い評価を受けています。 他にも中高年独身者専用のシェアハウスを舞台にした「ロンリープラネット」や、魂のみが死滅してしまう奇病が流行した近未来での愛を描く「君のことを想う私の、わたしを愛するきみ。」など、個性あふれる作品が目白押し。

本の虫」である書店員の方々に選ばれただけあって、既存の小説に物足りなさを感じている本好きの心をぎゅっとつかむ魅力的な作品が勢ぞろいしているのです。


本のサナギ賞、最新の大賞受賞作品新人とは思えないクオリティ審査員がおそれおののいた作品。
満を持して登場!
第4回大賞作『禁じられた遊び』2019年6月14日 発売

そして、とうとう第4回本のサナギ賞大賞作品である清水カルマの「禁じられた遊び」が2019年6月に出版されました!

審査にあたった書店員の方から「本当に新人が書いたのか」と声があがったほどの完成度の高さで、圧倒的支持を得て大賞を受賞したこの作品。
他にもたくさんの声が寄せられています。
  • 「とてつもない愛が狂気に変わる瞬間がなんともおぞましい。この物語自体が悪夢である」――書店員U様
  • 「夜中に読み始めたが最期。怖いわ面白いわで寝れなくなりました。」 ―― 書店員M様
  • 「読者である自分もクタクタになるくらいの読後感。思わず「早く解放してくれ~」っていいたくなりました。」――書店員K様

発売前から、書店員さんの間で話題になっていたせいか、書店でも初動が好調で、発売一週間で重版が決定するほどの売れ行きを見せています。

幸せだった家族を悲劇が襲い、そしてそれが恐ろしい現象につながり、登場人物が次々に恐怖を体験していくという構成力、怪奇現象の数々や恐怖に揺れる登場人物の心情を鮮やかに描く描写力。読者をぐいぐい物語のなかに引き込んでいく筆力は、今まで無名だった作家のなせる業とは思えません。ジャパニーズホラーの新たな傑作が生まれたといっても、過言ではないでしょう。
結末を読んだときに感じる切なさ、苦しさは、昨今人気のイヤミスの中でも群を抜いたインパクトがあり、読了後しばらくはその余韻にひたってしまうこと間違いなしです。

ぜひお読みいただき、孵化直前のサナギのパワーを感じていただきたいと思います。


【第4回サナギ賞大賞作品】
禁じられた遊び
著者:清水 カルマ
本体価格:800円(税抜)
発売日:2019年6月14日
判型:文庫サイズ/400ページ
ISBN:9784-7993-2480-6
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン

●Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4799324802/
●楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/15947022/
●セブンネット https://7net.omni7.jp/detail/1106998104/

あらすじ
伊原直人は郊外に購入したばかりのマイホームで、美しい妻・美幸と幼い息子・春翔と暮らしていた。しかし、美幸が交通事故で突然亡くなってしまう。絶望する直人だったが、息子・春翔は庭に美雪の指を埋め、美雪を復活させようと熱心に祈り始める。
その頃、直人の元・同僚で、一度はお互い好意を抱いく間柄だったフリーのカメラマン・倉沢比呂子の周りで奇怪な出来事が起き始めていた。
実は、直人と比呂子の不倫を疑った美雪が、自身が持つ不思議な力を使って、比呂子を追い詰めたという過去があったのだ。
美雪が亡くなった今また、なぜ奇怪な現象が起きるのか?
調事態の真相を明かすため、直人の新居を訪ねた比呂子は、そこであまりにも異様な光景を目にする・・・恐怖が身に迫る本格サスペンス・ホラー。
『天生の狐』2019年6月14日 発売

【第1回大賞作著者による最新作】
天生(あもう)の狐
著者:志坂 圭
本体価格:800円(税抜)
発売日:2019年6月14日
判型:文庫サイズ/456ページ
ISBN:9784-7993-2479-6
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン

●Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4799324799/
●楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/15946317/
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あらすじ
舞台は江戸時代飛騨高山の近く・天生(あもう)の山中で暮らす少女・紺は幼いころ両親を殺されて、年老いた医者のもとに預けられ、薬草を採って生計をたてていた。しかし、医者の本当の姿は幕府に使える忍び。紺もまた、忍びの修行を受けて生きている。穏やかに暮らしていた紺だったが、両親を殺した仇が誰か知ってしまい、復讐の思いが芽生えてくる。
そのころ、村では厳しい年貢の取り立てに不満をいだいた農民たちが一揆を企てており、そこに紺たちも巻き込まれて・・・。

デビュー作から定評のある細やかな時代描写に加え、登場人物たちの活気あるやりとりや、忍びである主人公と武士たちとの手に汗握る戦いの場面など、臨場感に溢れる見せ場が多い今作。デビュー作をしのぐエンターテインメント性の高い作品になっています。


配信元企業:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン

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