株式会社テレビ東京(以下テレビ東京)は、株式会社ピースオブケイク(以下ピースオブケイク)が運営するサービス「note」、株式会社幻冬舎(以下幻冬舎)と共同で、書籍化や映像化のチャンスがあるコミックエッセイの投稿コンテストを開催しました。コンテスト期間中に4212作品の応募があり、審査員による選考で受賞作品が決まりました。

幻冬舎×テレビ東京×note「#コミックエッセイ大賞 」受賞作品一覧

【グランプリ】
うちのヤバいだんな/大石さちよさん

【準グランプリ】
レズビアンの押せ押せ恋愛人生漫画!!『茨キミ子ちゃん物語』/Paletteパレット


【準グランプリ】
君がつらいなら病気でいい/西尾さおり



【準グランプリ】
時をかける父と、母と/あまのさくや


【入賞】
38歳バツイチ独身女がティンダーをやってみた結果日記/松本千秋


【入賞】
おこめちっくタイランド/okome

【入賞】
高卒ニートがフランス女性をナンパしてみた/Marine

【入賞】
ある日、ガン患者になりました/青田チヨ子

【入賞】
うちの旦那がどM過ぎる/B.B軍曹


【入賞】
義母のターンが終わらない/あしかこ*


【審査員特別賞】
ひぐらし日記/日暮えむ


幻冬舎×テレビ東京×note「#コミックエッセイ大賞 」概要

 テレビ東京幻冬舎、noteが共同で、2019年4月から5月に開催したコミックエッセイの投稿コンテストです。家族や友人、職場の仲間など身近な方の日常生活や、自分自身の内面、体験談などを描いたマンガ作品を投稿いただきました。すべてのコンテスト応募作品はこちら。入選された方は賞金の贈呈、コンテンツ配信サイトcakesでの連載、幻冬舎テレビ東京からの書籍化、映像化のご相談をすすめます。

コンテスト告知ページ:https://note.mu/info/n/n1f2b19ef02d6


幻冬舎×テレビ東京×note「#コミックエッセイ大賞 」審査員コメント

わたしはエッセイでいちばん重要なのは、リアリティだと思っているので、『時をかける父と、母と』『義母のターンが終わらない』『ひぐらし日記』がよかったです。読んだあと、主人公(作者)に心の中で話しかけちゃうくらい、存在感があるものがいいです。

あと、『うちの旦那がドM過ぎる』は、エロなんだけど品のあるところが貴重だと思いました。わたしは高校も大学も、漫研にいたせいか、プロの作品より、友だちの描くシロウト漫画を多く読んでいて、どっちかというとそういうほうが好き。プロとして通用するかどうかで作品を選ぶのは、すこし難しかったです。あと、ネットだと、ダークなお話に人の興味が集まると思いますが、今回わたしは選びませんでした。結果、いいバランスになったかなと思います。

<審査員特別賞・ひぐらし日記について>
審査の会場では、都会的で、刺激的な作品にみんなの目がいってしまいましたが、昭和~平成の田舎の暮らしがていねいに描かれているこの作品は、和製・赤毛のアン、と言ってもいいような大作。作者が日記をつけていたからこそ描けたんだと思いますが、完全に忘れていた昭和の記憶がつづられていて、貴重だと思いました。わたしは、傷痍軍人のこと、肥だめに落ちるのが怖い、なんて話を、もう誰かとできるとは思っていなかったです。
【漫画家・けらえいこ】


僕はマンガが好きなのでマンガとして続きが見たいものと、とりあげるテーマがあまりないものを基準に選びました。『高卒ニートがフランス女性をナンパしてみた』もおもしろかったですし、『君がつらいなら病気でいい』も気になりました。潔癖症のマンガはあまり見たことがないので、初めて知ることも多かったです。

あと、笑えるって意味では、『お父ちゃんの思い出』は単純にクオリティが高いなと思いましたね。全体的にこじんまりとした完成度よりも、知らない世界を紹介してくれるものの方に興味をひかれて。今回入賞作品に選ばれていないものでもいくつか興味のある世界があったので、これから掘り下げてみたいと思える良い機会をいただきました。
テレビ東京・佐久間宣行】


コミックエッセイは、多くの人が経験しないことを教えてくれるという面があると思います。『38歳バツイチ独身女がティンダーをやってみた結果日記』は、誰もが気になってるけどなかなか赤裸々に話せないことをマンガという形でわかりやすく表現してくれた作品だと思いました。あとは、『レズビアンの押せ押せ恋愛人生漫画!!茨キミ子ちゃん物語』は、LGBTという時代に合ったテーマを明るく前向きに、読ませる勢いのある作品だと思いました。あとは、『高卒ニートがフランス女性をナンパしてみた』も、読んだ後にとてもハッピーな気持ちになれる作品でした。今回の審査を通して、色んなジャンルやモノの見方を知ることができて、もっと読みたいと思えるものが多く、今後の皆さんの作品に期待したいです。
テレビ東京・祖父江里奈】


『【漫画】とある男子高校生と性のこと』と、『時をかける父と、母と』が良かったと思います。着眼点としては、時代性にあったテーマであることと、今の時代noteなどインターネット上でいろいろ発表できるなかであえて出版する意味ということを考えました。

今回他の審査員の方々と選んだ受賞作品を改めて見させていただいて、この様にジャンルに多様性があるというのはnoteならではの良さだなと思いました。商業出版ではありえない自らの着想でできていて、だからこそ面白い。売れるからではなく本当に自分の興味っていうところでできるのが今回のコンテストの良さで、本当に面白い選考でした。
幻冬舎・箕輪厚介】


まずは、今を生きるみなさんの悩みをすくいとってる作品が多いなと思いました。LGBTQという注目度が高いテーマを扱った『レズビアンの押せ押せ恋愛人生漫画!!茨キミ子ちゃん物語』や、ご自身の白血病についてつづられた『ある日、がん患者になりました』、子連れ海外というこれから増えていきそうな『おこめちっくタイランド』は、時代にも合っていて興味深く拝見させていただきました

今回は漫画家さんやTVプロデューサーなど、皆さんのお仕事によって視点が少しずつ違うのですごく勉強になりました。書籍ということを考えると本として一冊になりそうかどうかを基準に見てしまうのですが、最終的には新しい可能性にかけたい、と思わせてくれた作品を選定しました。
幻冬舎・羽賀千恵】


ぼくはもともと本の編集者で、いまはnoteを運営しているのですが、インターネットと本ではウケるコンテンツがぜんぜんちがうということを日々実感しています。ネット上では激しいネタが増えがちなのですが、それだけだとコンテンツのバリエーションが狭くなり、面白いものが出てきにくくなります。だから、noteでは温かい空気感を大事にしたり、多様性が出るための工夫をしています。

今回の応募作品は、エッジの立ったネットらしい作品もあるし、ほのぼのとした作品もあるし、バリエーションが豊富でよかったなと思います。同時に今回は、テレビ化と書籍化を目指しているので、バランスを考えて選考しました。最終的にはいい作品たちが残ってくれたと思います。『高卒ニートがフランス女性をナンパしてみた』は、絵もかわいく話数もたくさん投稿されていてとてもおもしろかったです。あとは、『うちのヤバいだんな』はまだ話が序盤なんですが、続きが読みたいと思わせられる作品でした。
【ピースオブケイク代表・加藤貞顕】


『高卒ニートがフランス女性をナンパしてみた』『レズビアンの押せ押せ恋愛人生漫画!!茨キミ子ちゃん物語』は、絵のクオリティなども含めてcakesではすぐに連載できそうなくらいの完成度だなと思いました。その他にも、作家さんの個性をうまく引き出す編集ができれば、連載化できそうな作品がいくつもありました。完成度だけを求めるのではなく、もっと自分の武器を磨いてエッジを立たせた作品を期待しています。今回の審査では、色々な立場の方の意見が聞けて楽しかったです。
【cakes編集長・大熊信】


note(ノート)

メディアプラットフォーム note は、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるウェブサービスです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。プロもアマも混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービス開始し、現在までに約350万件の作品が誕生して月間アクティブユーザー数は1000万人に達しています。

URL :https://note.mu/
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cakes(ケイクス)

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