アタランタが来季初出場のチャンピオンズリーグ(CL)をミラノのサン・シーロで開催することが決定した。

欧州サッカー連盟(UEFA)の規定によってCLを本拠地で開催できないアタランタは、先日にインテルミランが本拠地としているサン・シーロでの代替開催を申請。

すでにインテル側とミラノの市議会の承認を得ていたが、サポーターが強硬に反対姿勢を見せていたミランの承認を得ることに苦戦していた。

しかし、ミランは11日、イタリア『ANSA』に対してアタランタの要請を受け入れる意向であることを明かした。

サン・シーロチャンピオンズリーグのホームゲームを開催するというアタランタからの要請を受け入れたことを認めます」

「我々の決定に関してはアタランタの強い要望を理解し、ミラノ市長のジュゼッペ・サラ氏の前向きな意見に追随するものです」

「我々は今回の決定がアタランタだけでなくイタリアサッカー界にとっても大きな利益を生むものだと信じています。それはホスピタリティ、リスペクト、フェアプレーという観点においてです」

アタランタは昨シーズンのセリエAで3位に入り、クラブ史上初のCL出場権を手に入れた。だが、初のCLに向けてスタジアム問題が浮上。アタランタがホームとして使用しているスタディオ・アトレティ・アズーリ・ディターリアは現在改築工事中で、UEFAの規定に収まらないという。

これまでアタランタは、ヨーロッパリーグ(EL)ではサッスオーロのマペイ・スタジアムを借りていたが、来季のCLでは本拠地ベルガモにより近いサン・シーロをホームとして使うことを計画していた。

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