チコちゃん

12日に放送された『チコちゃんに叱られる』(NHK)で、扱われたテーマのひとつ「なんでジンギスカン北海道名物なの」の調査結果が、ネットで話題となっている。

北海道の名物といえばジンギスカンを上げる人も多いだろうが、有名になったのは意外な理由があったのだ。

 

■「おまけに鍋をつけたから」

気になるチコちゃんの回答は「おまけに鍋をつけたから」という。ジンギスカンが広く食べられるようになった経緯に鍋が関係あるようだ。

大正時代に羊毛のため、国策によって増やした羊だが、輸入や化学繊維によって羊が余ったという。その余った羊を有効利用しようということで、食べ始めたのが北海道羊肉のはじまり。しかし、羊肉はクセや臭いの影響で中々浸透しなかった。

そんな羊肉を救ったのはジンギスカンのタレだったようだ。当時食用として羊肉は安く売られるものの、しょうがやにんにくを使って無理やり臭い消して食べていたと説明。

 

■タレのおまけに鍋を

羊肉を美味しく食べるために、羊肉の臭いを消すことのできるジンギスカンのタレを開発した。だが、羊肉のイメージが悪かったせいかタレは全く売れなかった。

羊肉を美味しく焼くための鍋は普及していなかったため、ジンギスカンのタレのおまけジンギスカン鍋をつけることによって、売ることに成功したという。

さらに、同じタイミングで北海道滝川市では、花見客にジンギスカン鍋を貸し出すサービスをはじめていたようだ。

鍋とタレを抱き合わせにすることにより、売れ行きは爆発的に増加。滝川市での鍋貸し出しと合わさったことで、北海道中にジンギスカンが広まったと解説した。

■驚きの声

予想もしていないような理由にネットでは驚きの声が相次いでいる。

 

■羊肉の人気度は…

ジンギスカンでは定番なものの、普及には意外な努力が必要だったという羊肉。しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,332名を対象に調査したところ、「羊肉が好き」と回答したのは全体の27.2%と、やや限られる割合だった。

どの年代でも男性のほうが高くなっており、男性は約3割が好きと回答している。

意外な理由から名物として有名になったジンギスカン。世の中にある名物や名所には思ってもいないような理由で知名度があがったものもあるのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・Aomi

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)

ジンギスカンが北海道名物になった意外な理由 チコちゃんの解説の驚きの声も