トーレスジェラードリバプール時代のチームメート中心に錚々たる顔ぶれ

 現役引退を発表した元イングランド代表FWピータークラウチが、ともにプレーした選手の中からベストイレブンを選出した。リバプール時代にチームメートで、同じく今年引退する元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスサガン鳥栖)や元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードレンジャーズ監督)、トットナム時代にともにプレーしたウェールズ代表FWギャレス・ベイルレアル・マドリード)など錚々たる顔ぶれが揃った。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 クラウチは1998年に下部組織から育ったトットナムでプロデビューを果たした。キャリア通算では計11クラブでプレーし、強豪リバプールでも活躍。イングランド代表42キャップを誇り、ワールドカップも2大会に出場した。

 38歳でスパイクを脱ぐ決断をしたクラウチは、これまでともにプレーした選手の中から最強の11人を選出した。リバプールイングランド代表時代のチームメートが多く名を連ねている。

 GKはリバプールで一緒だった元スペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナ(ACミラン)。その前を固めるDFラインは右からDFグレンジョンソン(元リバプールなど)、レドリー・キング(元トットナム)、ジョン・テリー(元チェルシーなど)、アシュリー・コール(元チェルシーなど)とイングランド代表経験選手が並んだ。

 中盤はクロアチア代表MFルカ・モドリッチレアル・マドリード)、元イングランド代表MFジェラード、元スペイン代表MFシャビ・アロンソ(元リバプールなど)の3人。そして、3トップとして元イングランド代表FWウェイン・ルーニーD.C.ユナイテッド)、元スペイン代表FWトーレスウェールズ代表FWベイルが選ばれた。クラウチ自身はUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たすことができなかったが、中盤から前のこの6人はいずれもビッグイヤー獲得を経験している猛者たちだ。

 身長2メートルを超える長身ながら足元の技術に優れ、アクロバティックなプレーで観客を沸かせたクラウチ。SNSでユニークな投稿を連発することでも知られ、ピッチ内外で話題を提供し続けた。そんな唯一無二のストライカーの選ぶベストイレブンは、まさにドリームチームと呼ぶにふさわしい豪華な布陣だった。

 クラウチ選定のベストイレブンは以下のとおり。

GK
ホセ・マヌエル・レイナ(ACミラン

DF
グレンジョンソン(元リバプールなど)
レドリー・キング(元トットナム
ジョン・テリー(元チェルシーなど)
アシュリー・コール(元チェルシーなど)

MF
ルカ・モドリッチレアル・マドリード
スティーブン・ジェラード(元リバプールなど)
シャビ・アロンソ(元リバプールなど)

FW
ウェイン・ルーニーD.C.ユナイテッド
フェルナンド・トーレスサガン鳥栖
ギャレス・ベイルレアル・マドリード)(Football ZONE web編集部)

現役を引退し、ベスト11を選定したFWクラウチ【写真:Getty Images】