電撃加入したレアルで注目度拡大 スター選手たちに交じり堂々たるパフォーマンス披露

 日本代表MF久保建英は、今夏にFC東京から電撃移籍したレアル・マドリードの北米遠征に帯同し、連日カナダでのトレーニングで汗を流している。練習の模様はレアル公式SNSが動画付きで発信しているが、スペイン1部リーガ・エスパニョーラの公式ツイッターも、レアルの練習着を纏った久保の写真を移籍決定後初投稿。「Kubo」というひと言とともに、日本の国旗と星の絵文字を添えて期待感を込めている。

 スペインの名門レアルは、言わずと知れた世界的なビッグクラブだ。2015-16シーズンからキャプテンを務めてきたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスや、2018年にバロンドールを獲得したクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ブラジル代表DFマルセロ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマらスター選手のなかに日本人選手がいる――。近年、海外組が急速に増えたとはいえ、“白い巨人”所属となれば、日本のみならず、海外からも目を引くようだ。

 今季、FC東京の主力としてリーグ戦13試合で4ゴールをマークした久保は、6月9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で史上2番目の若さとなる18歳5日でA代表デビュー。同月のコパ・アメリカでも全3試合に出場し、ブラジルの地でレアル移籍が決まった。

 久保は新シーズン、レアルB(カスティージャ)でスタートを切るが、トップチームの北米遠征メンバー29人に選出。9日には北米遠征のためカナダへ出発し、10日からモントリオールで始まったトレーニングにも参加している。初日にはミニゲームでドイツ代表MFトニ・クロースに縦パスを要求し、華麗なターンから元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴールを演出。カナダ3日目となる12日の練習では、メニュー移行の際にゴールに背を向けながら左足で“ノールックヒール”を繰り出し、見事にミニゴールのネットを揺らすなど存在感を示している。

 そんななか、レアルが所属するスペイン1部リーガ・エスパニョーラの公式ツイッターが、ランニング中に笑顔を見せる久保の写真を、「Kubo」という文字に加え、日本の国旗と星の絵文字を添えてアップした。スペイン語版、英語版、日本語版を含め、久保のレアル移籍が決まってから初の“久保投稿”。リーガも熱視線を送っていることが窺える。

 投稿のコメント欄には、海外ファンから「その笑顔◎」「マドリードの未来」「彼が10月にも微笑んでいるか見てみよう」といった声があがっており、日に日に注目度は増している。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリードに加入したMF久保建英【写真:AP】