松本山雅FCは16日、モンテディオ山形に所属するFW阪野豊史(29)の完全移籍加入を発表した。背番号「50」を着用する。

埼玉県出身の阪野は、浦和レッズユース、明治大学を経て、2013年に浦和入団。栃木SC愛媛FCを渡り歩き、2017年に山形入りした。加入後は主力として活躍。チームがJ2優勝争いを繰り広げる今シーズンもここまで明治安田生命J2リーグ21試合に出場して、チームトップの7ゴールを記録している状況だった。移籍を受け、両クラブの公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

松本山雅FC
松本山雅FCのファン・サポーターの皆様、はじめまして。大きな決意を持ってここに来ました。自分の持っている力を全て出し、松本山雅FCと共に成長していきたいと思います。一つでも多くの勝利をサポーターの皆様と分かち合えることを楽しみにしています。よろしくお願いします!」

モンテディオ山形
「モンテディオのファン、サポーターの皆さまへ。はじめに2年半の間本当にありがとうございました。山形ではフロント、監督、スタッフ、最高のチームメイトに支えられて頑張ることが出来ました。そしてどんなときも背中を押してくれる皆様に大きな力をもらいました。ホームはもちろん、アウェイでも沢山の方に来て頂きました。初めて山形に来て、山形県民の地元愛とモンテディオを応援しようという強い気持ちに後押しされ、感動を受けたのを今でも覚えています」

「次にシーズン途中という大切な時期に、チームを離れることになってしまい大変申し訳ありません。大きな決断でしたが、自分で選んだ道を全力で走って行きたいと思います。山形県で生活をし、山形の温泉・自然・さくらんぼ・お肉・お米など数えきれないほどの良さを知り、この土地が大好きになりました。ここを離れるのはつらいですが、悔いが残らないよう、これからも頑張りたいと思います。山形で戦った108試合は僕の宝物です。山形で得たたくさんの経験を胸に今後のサッカー人生を戦って行きたいと思います」

J1昇格初年度の松本は現在、最下位のサガン鳥栖や16位のジュビロ磐田に勝ち点で並ぶ4勝5分け10敗の17位。松本にとって、阪野は柏レイソルから加入したDF高木利弥に続く2人目の今夏新戦力となる。

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